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「あいつ怪しい。マルチしてそう。」という発言について
起業家イベントの集客をしているあいつは、本当に怪しいのか?
脱毛サロンをしているあいつは、本当に怪しいのか?
美容室の宣伝をインスタでしているあいつは、本当に怪しいのか?
その答えをこの記事で明確にします。
(3分で読めます。)
僕の知り合いの大学の中には、動画編集で稼いでいる人やデザイン、HP制作、バー、脱毛サロンなど、いわゆるアルバイトという働き方をせず、個人事業主などになって成果報酬型の稼ぎ方をしている人がいます。
ここで問いたいのは、彼らは、「本当に怪しいのか?」ということです。
大学生になって、色々挑戦している人が増えてくることに比例して、よく「あいつ怪しい。マルチしてそう。」という発言を耳にするようになりました。
私も大学生になってからすぐに個人事業主になり、大変ありがたいことに今はEC関係のデータ分析やシステム開発でお金をいただいているので、今では払拭できたと思ってまいますが、陰ではそう言われているという話もたまに本当の友人から教えてもらえたりします。
同窓会の幹事をしたときも、大きなハードルになっていたかもしれません笑
初めは、そのような発言をする人に対して、私は「マルチ商法の意味もろくに知らない人が、自身の知識不足によって事業内容・構造が理解できていないことに気づかず、さらにそれに対して理解を進めようとせず、怪しいという言葉で蓋を閉じ、悪口として他人に共感を求める可哀想な人」だと、思っていましたが、ある程度俯瞰してこのことについて見れるまで、少し成長した気がするので、思考の整理のためにnoteに書くことにしました。
結論から言うと、ここで言う「怪しい」は以下の変数によって決まるというのが今の僕の考えです。
「過去の性格」×「今と過去の性格の乖離」×「ビジネスモデルの複雑性」(×「媒体との親和性」×「誇大表現の使用」)
上記の説明は、例え話の方がわかりやすいので例え話をします。
例えば、中・高時代に元々いい意味で「何かやりそう」と思わせるような性格な人が、学生になってタピオカ屋の経営を始めてSNSで店の宣伝をし始めても、おそらく大半の人が、「何か面白そうなこと始めたな!」で終わりです。
でも、その人が起業家コミュニティを作り出すと、飲食とは異なり無形かつお金の発生が直接的に見えないビジネスモデルゆえ、少しばかり「怪しい」につながります。
別の例で、中・高でパッとしない感じだった人が、タピオカ屋さんを始めたら、「え。なになに。突然タピオカ始めたん?!一回行ってみよや」となるかもしれません。
しかし、そんな人が起業家コミュニティを作り出すと、「怪しい匂いしかしない」と思うのが一般的な感性ではないでしょうか?
(僕が思う一般的な感性が基準です。決して起業家コミュニティそのものが怪しいと申し上げているわけではないと言う点だけ、ご理解いただけますと幸いです。)
まとめると、以下の順番に怪しいのです。
(怪しい)
1. パッとしない人が、起業家コミュニティの集客をSNSで行う
2. パッとしない人が、タピオカ屋
2.(同位?)中・高時代から「何かやりそう」だった人が起業家コミュニティの集客をSNSで行う
3. 中・高時代から「何かやりそう」だった人がタピオカ屋
(怪しくない)
つまり、「過去の性格」×「今と過去の性格の乖離」×「ビジネスモデルの複雑性」のいずれかの変数が、一般的な基準から外れると「怪しい」に繋がるのです。
実際は、さらにSNSの「媒体との親和性」いわゆるインスタでの発信かXでの発信かと言う要素と、実際とどれだけ異なるかの「誇大表現の使用」が掛け算されます、例えばイベントならイベントの規模の乖離、脱毛なら効果の乖離などです。
彼らは、「怪しいのか?」の解は、上記によって要素分解することで、どの変数でそう思っているのかを考えることで自ずと出てくるかと思います。
でも、僕的には、脱毛サロンもただいろんなところのオケっ毛を抜いてお金をもらっているだけで実際に行っている人で悪い噂を一切聞かないし、起業家イベントも人を集めて交流するだけだったり、採用されたい側と採用したい側のマッチングだったりするわけで、(決して自分ができているわけですが)要素分解すれば、ビジネスモデル的には、十分普通の取引だと思います。
意識高い系の中では一部共通認識化されていることではありますが、大半の意識高い大学生が行き着く結論は、集客系の発信やお金稼ぎに繋げるような発信は、インスタで行なってはいけない(/行わない方が良い)だと思います。
もし行うなら、90%の"そう言うの興味ない系"からの「怪しい」と思われる可能性と引き換えに、自身の活動に対して発信し10%人からの効果を期待するしかないのかなと思います。
もしもずっと仲良くしたい友達が、自分の活動について理解してもらえているなら、"それ"もありですし、もしも"そう言うの興味ない系"からの見え方を重要視する活動をする場合は、"それ"はなしかもしれません。
今後、同年代が就職活動を始めて、情報を得ることで「怪しい」という言葉は減ってくるとおもます。
おそらく歳をとってネイルとか美容室とか開業する人たちが出てくると、結局みんなSNSで宣伝しないときついと思うので、それで集客のSNS発信が"そう言うの興味ない系"の人にも受け入れられていくのだと思います。
そうなると、意識高い系SNS発信を「怪しい」と言って人は、自身の発言がブーメランになって自分の首を絞めるのかもしれません。
「あいつ怪しい。マルチしてそう。」こんな思いやりのない雑な発言がなくなればいいなと思います。