【情報工学科vs電気電子工学科】どっちに進学するべきか【大学受験】
たくさん”いいね”していただきありがとうございます!!☺️
想像よりも多くの方に見ていただいているので、最後に決断の背中を押すような内容を追記しました。
お疲れ様です。
タイトル通り、「今から大学生になる人は、"情報工学系の学科"か"電気電子工学系の学科"のどっちに進学するべきか」と言う話をしてみようと思います。
5分で読み終わります。
自己紹介ですが、私は関関同立の電気系の学科に通いながら、ECマーケターとして1年少し働いた後、社内利用用の業務効率化のシステム開発を1.5年ほど行っております。
ただの学生ですが、社会には片足を突っ込んでいるので、そこで得た浅い知識も織り交ぜながら役に立つ話ができるのではないかと思っております。
先にこの記事の結論を申し上げます。
「大学で勉強する気があるなら、電気系、可能であれば電子工学系の学科に進学を強くお勧めします。」
「大学で勉強する気がないなら、情報系の学科をお勧めします。」
それでは、ここから上記について説明します。
(正直ポジショントークが含まれていることをご理解いただきながら、以下読み進めてください。)
初見の学習ハードルは実態よりも高すぎることを理解する(これが超大事)
前提として、「何か新しいことを始める時、それを始める前の心理的ハードルは実態よりも100倍でかい」と言う話を一瞬だけさせてください。
例えば、夏休みの宿題を例に出すと、全く宿題をやらずに8月末が近づいてきた時、まだ一度も手をつけていないと、漠然と、とてつもないストレスがかかりませんか?
それは、「宿題が完全に終わるまでにどのくらいの時間がかかるのか予測が立てられていないから」だと思います。
しかし、それに比べて、全ての宿題をそれぞれ1ページだけでも先に終わらしておくと、完成までの時間がある程度計算できるので、心理的に楽になります。
つまり、何か始める前は、それを始めた後に比べて心理的ハードルが大きいということが言いたいです。
そして、その心理的ハードルを自ら越えられる人は、強靭なメンタルを持った人間かスタバでmac開いてる超絶意識高い人だけです。
そうでない人はどうすれば心理的ハードルを越えられるのか?
それは誰かに勉強を強制させられることだけなのです。
なぜこれを今言ったのか?
それは、「情報系の人が電気系の内容を独学で学ぶよりも、電気系の人が情報系の内容を独学で学ぶほうが簡単だから」です。
つまり、独学が比較的難しい電気系の学問は大学で触れておけ。と言うことです。
超雑に言うと、情報系の学科の内容は電子系の学科で学ぶ内容に比べて、情報が本やネットにまとまっており、超わかりやすい説明がされているので、圧倒的に独学で勉強しやすいからです。
また、情報系の内容は、パソコン内で完結することが多く、ハードウェアなどを必要としない場面が多いです。
それに比べて、電気系はハードウェアを扱います。
電気系の独学だと、理論の実装をする際に、そのための器具を自身で買う必要があると言う点も電気系の独学がしにくい理由です。
具体的に、電気系で勉強する内容ですが、例えば、電子・電気回路、電磁気、半導体に加えて、プログラミングも行いますし、信号処理や通信方式なども講義で扱うことが多いです。
一旦、この視点から結論の補足をします。
「大学で勉強する気があるなら、電気系、可能であれば電子工学系の学科に進学を強くお勧めします。」
上記の理由は、大学で勉強する気があるなら、(内容自体は難しいが)独学の難易度が高い電気系を大学で強制的に勉強せざるを得ない環境に身を置き、もしもそれでも時間が有り余るなら独学で情報系の勉強をすれば良いからです。
情報系に進まないほうがいい理由
先ほどとは違って、ビジネスサイドから情報系に進まないほうがいい理由を記載してみます。(これはあくまで僕の意見です。本当にたくさんの方向からの意見があるので、一つの参考にしてください。)
質問です。「今、情報系の専門学校も増えてきましたし、プログラミングの勉強が流行りすぎていると思いませんか?」
僕の今の意見ですが、以下の三つの理由で、凡人とってソフトウェアエンジニアは、しんどい環境だと思います。
・プログラミングブームによってソフトウェアエンジニアが増えている
・生成AIの目まぐるしい精度向上によってシステム開発が簡単になって参入障壁が下がっている
・リモート環境で働けるソフトウェアエンジニアは、海外人材を利用しやすく、安く雇える東南アジアなどのエンジニアが気軽に採用できる環境
僕の周りにいるソフトウェアエンジニアの口癖は「もう無理だわ。この職業やめてー」です。笑 半分冗談ですが….
生成AIによってアプリの開発が簡単になり、あわせてプログラミングブームによってソフトウェアエンジニアの供給が増えていることは事実だと思います。
一例として、Googleは近年、Google Playストアでのアプリ公開に関する規制を強化しました。
これはアプリ開発エンジニアの供給が加速したことで、アプリの質が落ちることを懸念してのことだと考えられます。
そして、当たり前ですが、供給(ソフトウェアエンジニア数)が増えれば、案件単価(給料)は下がります。
もちろん、圧倒的なスキルがあれば別です。ここも重要です。圧倒的なスキルがあれば別です。
AIによる代替なんか怖くないでしょう。
(上流工程は….と言う話は多分難しいいのでここではしません。)
今の学生が電気系に進むことを強く推奨する理由
では、なぜ電気系がいいのか?
僕の意見としては、電気系もしくはロボット系はソフトウェアだけで完結せず、ハードウェアが絡まるからです。
正直、職場環境として、リモートワークしにくい環境にありますし、独立してフリーランスなんてのも難しいです。
一方で、ハードウェアが絡まるとリモートがしにくいため、海外人材にリモートで働いてもらうと言うことが難しい上に、高い専門性(学習ハードル)が合わさるとなると、供給は追いつかなくなる可能性が非常に高いです。
AIが発達すれば、いよいよ、ドローンや自動運転などなどを含めた、産業用ロボットや個人用ロボットの普及が加速するでしょう。
組み込み系(IOT系)の人材の価値は上がることは間違いありません。
これが電気系を勧める理由です。
最後に、
将来が不安で時間があるなら大学生の間に両方やればいいと思います。
僕も、電気系の勉強をしながら、プログラミングの勉強をしてバイト代を稼いできました。
ここで終わりますが、この記事が何かの役に立てれば幸いです。
もし何か、ご質問などございましたら、以下にDMとかしていただければ、僕の知識の中でお答えします🙇
https://www.instagram.com/uk____kai/
https://x.com/kai_ukezeki
【追記 2024/11/24】
決断の背中を押します。少しでもお力になれれば幸いです。
上記で色々記載しましたが、「結局どっちに進めばいいんだよ?」というお気持ちかもしれません。
しかし、この質問の回答は僕もわかりません。
情報系に進んで、その道を極めたなら、AIを作り、AIを使いこなし、ビジネスコミュニケーション力も付け、つよつよエンジニアになることができるかもしれません。
電気系に進んだなら、ハードフェアも絡めたドローンや産業用ロボット、個人ロボットなどSFの現実化のような開発ができるようになるかもしれません。
ここまで、読んでくださっているあなたは、おそらく「エンジニアとしての将来的な自信の市場価値」みたいなところを考えられているのかと思います。
もしそうなら、本当にどちらに進学しても大丈夫です。
理由は、大学で何をするかの方が圧倒的に大事だからです。
息混んで、進学したのはいいものの、結局勉強しなくなるなんてこともよく起きます。というよりも、ほとんどの人がそうです。
教授の授業内容なんか、成績上位の一部の人しか理解できていないし、実務にどう生きるかなんて誰も教えてくれません。
結局自分で勉強しないといけないのです。
だから、情報系に進んだなら、いち早く自分で簡単なアプリ開発をして、それを武器にエンジニアインターンを始めて、実務経験をいかに早く積むか。
電気系に進んだなら、何か作りたいものを見つけて、理論を自分で勉強し、ロボットサークルとか、大学の機材を借りて実際に何か作ってみる。
そしてエンジニアとしてインターンを始めて実務経験を積む。
これを周りに流されず、自身を貫きいち早くおこなえるか。が結局一番面接で評価されるポイントであり、活きるポイントなのです。
これをできれば、大学の講義の内容も「実務でどう生きるか」の視点からの勉強に変わり、もっと楽しくなることは間違いありません。
つまり、「別にどっちを選んでもいい」んです。
いち早く実務経験を積みましょう。もう一度言いますが、これが一番大事です。
とは言え、選ばなえればなりません。
その際の判断基準は、「少しでもハードウェアに興味があるなら、また、大学で勉強する気があるなら、勉強はしんどいけど、電気系、可能であれば電子工学系の学科に進学」なぜなら、電気系は情報っぽいこともするのに加えて、電子工作などの機会が多くあるから。また独学のハードルが高いから。
「大学で勉強する気がないなら、情報系の学科への進学」をお勧めします。
僕なら、電気系に進学して、独学でプログラミングを行い、学生の間に休学などをはさみながら、ソフトウェアエンジニアとロボットエンジニアの両方でエンジニアインターンを行います。