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2022年七月から 生成AI 絵画822日目におもうこと。
2022年7月にMIDJOURNEYのサービスが始まる。
実際にプロンプトを描き始めたのは、2022年8月4日で、本日で822日目になる。
2024年10月は記念すべき時で、個展 SUPERNOVA でコラボ作品を出品させていただき、KAHUA のコラボ作品、TAKE ME AWAY KOSMO!!! が SOLD OUT となった。世界的なアーティスト様たちと同じ空間でAI 作品を購入いただいたことは、喜ばしこと。
2022年の夏から毎日毎日、生成絵画を触り、考えてきた。もともとAIに前向きだったわけではなかったけれど、なぜか朝から深夜まで触っている。
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不気味の谷を抜けたころ(第二期がある)から、面白くないなあと感じ始めた。写真を撮る者として、歩いて写真を撮りにいけばいいやん? 映画を撮りたいならロケハンをして撮影した方がずっとナチュラルで味もあって、プロンプトに悩まされることはないのだから。
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それなのに、人類は(私も含めて)、なぜこんなにもAIに興味を持っているのだろうか?私の場合は、映画をひとりでも作れるという手触り感を感じたことが大きいと思う。ひとりでもなんでも作れてしまう可能性はこの二年間止まることなく(ここがミソ)、一人映画制作は、現実味をおびAI 絵画が始まって数か月で実現することになった。
実際に動く動画生成 AI RUNWAY の出現だ。(2023年8月)
AI DEVA / AI IDOL 作詞作曲
物語、脚本、映像、編集、作詞作曲
昆虫少女、2024年 7月 RUNWAY GEN3 バージョンアップのテスト動画
その間に、写真、イラスト、デザイン、3D、キャラクター制作、映像、動画の元となる画像を作りはじめた。幸いにも各分野のすべての仕事を早い段階でお受けするこになった。
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動画に関しては、映画を作りたいという強い情熱があるわけではなく、映画の熱量は監督には勝てないし、私の立ち位置は、画像を生成できることであると当時から感じていた。熱量で勝てないプロフェッショナルの聖域はそのままが絶対にいいと思うし、そのリスペクトはAI に関わる以上、欠かせないと当時から感じていた。しかしひとりで創れと言われると、作れるという現実が目の前にあるならば、作らなくては!という感覚だけで、数分の映像を作ることになった。それも数百本は創った。絵画は数えきれない。
まだ無理だなあというところから、どんどんAI は進化し、現在2024年は、日本でも数本は短編映画が出来上がっている。
私が現在業務提携を結んでいる、AI クリエイト集団の企業 DO/ AI さんは、かなり敏腕のプロンプトエンジニア(すごいフォロワー数と世界大会トップレベルの面々)が集結していて、とはいって莫大な集団ではなく、おそらく現段階では質とチームのいい意味でのこじんまり感で軸をつくっていらっしゃるのではないかと思うほど、居心地がよく、しっくりくるチームであり感謝しきりである。みんな静かな職人のようだ(^▽^)/ チームで創るとこんなに気持ちが軽く集中できるのだと思った!!!常に一人ですべての責任がある制作は、いろんなことが同時に重く緊張感に包まれる(それも大好きなのだけど。)時にはチーム作業もとても大きな刺激と学びになることは鮮明だ。
ハロウィーン (ちょっと遊びココロの)企画 DO/AI チーム、編集
KAHUA 作
@kahua_is DO / AI × KAHUA コラボレーション企画 ドラキュラ @doai_witcraft HALLOWEEN #ハロウィーンホラーナイト #TEAM
♬ オリジナル楽曲 - かふあ𝕂ᵃĤ𝓾𝐀 💎🥽 - かふあ𝕂ᵃĤ𝓾𝐀 💎🥽
とにもかくにも、822日目にして思うことは、もうどこを見ても、AI だらけ。これでまだアーリーアダプター。そしてコピペしたものがち、バずった者勝ちで、フォロワー数勝ちの世界がまだまだこの世には存在する。
AI 絵画はプロンプトのコピペはあたりまえに許されている。時と場合の使い方があるけれど、仕事で使う時のために、私はプロンプトはシークレットで契約をしている。同時に、私の講座での指導も、プロンプトのコピペだけをして作品としての提出はご法度である。しかし、練習にはいろんな方法を試してみることは、もちろん許容範囲で歓迎はしている。そしてどれだけ自分の閃きと言葉を紡ぎ、AI 絵画の時間に費やしたかは、確実にプロンプト力に現れる。
しかし、アプリのヴァージョンが上がるたびに、どんどんプロンプトは簡単になり、イコール個性がなくなっている。人間は便利で簡単になると、わざわざ模索くも努力をしなくなるだろう。ここから数年経過をしたときに、AI により、写真もアートも動画もなにもかもコピペで済ますときがやってくると思うと、心底ぞっとする。先人の努力や、作ってきたものは、全部自分のものになってしまう。そんな面白くないことが世の中のビジュアルを飾ると、人間の目や脳はどうなってしまうのだろうか。だから、当校の生徒には、アート講座に関しては、かなりの遠回りと、時間を使ってもらうことにしている。
ひとのものは自分のものという価値観は、あまり心地のいいものではないけれど、ネットで、ソーシャルや配信、個人メディア、シェア文化が当たり前になったように、きっとこのままいけば、コピペ文化が定着してしまうだろう。規制はきつすぎては何も生まれなくなってしまうので、どんなことも自由であることは私は大切だと思う立場である。しかしプロンプトのコピペや、自分自身で考えないことに、恐怖を感じてしまうのだ。
AI は面白く可能性も大きなツールであるが、しかしもう避けては通れない時代のシフトであるのと同時に、以上のような味気のないビジュアルや、価値観ともお付き合いしてかなければいけないものではあるということを、
11月3日 2024年、記しておく。
KAHUA
P.S 糸島で平野氏とそばっしー氏がKAHUAのAI について語ってくれた、AI のギャップについては、またその時が来れば語ってみたいと思う。
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