好きということ
何かを好きになるということは、とてもパワーがいることだ。
この1年、私は新しい好きに沢山出逢えた。
アイドル、歌手、選手、小説、カフェ、景色、建築、美術、食べ物、コーヒー、言葉、ドラマ、友達。(また別でまとめようかな)
「好きになる」は一歩踏み出したり、
やってみるチャレンジだったりが必要なもの。
アンテナを張っていないと出会えない。深く知るためにはそこそこ時間も労力も割かねばならぬ。元気がない時はできない。
そもそも好きと思えるものに出会うこと自体、極めて「偶然的出会い」でしかない。
好き!という感情を、芽生え育てることが出来ることは、とても幸運なことなのだろう。
幸いなことに、今年は自分の周りの人が、新しい好きに出会ってキラキラしている姿を見ることも出来た。
好きってやっぱりすごい。
自分を包み、誰かと繋がり、明日を生きる理由にも、今日を慈しむ理由にもなる。
でもそれ以上に、その気持ちを言葉にすること、好きでいつづけることの方がずっとパワーがいる。
どうやって伝えたらいいのか。
すれ違った時、どうしたらいいのか。
好きにも色々な形があって、変化していく時自分の中でどうやって折り合いをつけたらいいのか。
ドラマのセリフで、なるほどと思った。
言葉にしないと、自分の気持ちにも気づけないし理解できない。相手にも周りの人にも伝えられない。
好きという気持ちは偶然でささやかなものだからこそ、大切に紡がなきゃいけない。
時間はかかるだろうし、大体3割も伝わらないだろうし、全然間違って伝わることすらある。
言葉だけじゃない。表情、音、花、絵、味、色んな伝え方や感じ方がある。
うまく表現できないならできないなりに、力を尽くして「好き」を発信することに、きっと意味がある。
やはり何かを好きという気持ちは、とてもパワーがいる。
それでも私は新しい好きに出会うことも、好きを伝え続けることも、諦めたくない。
欲張りに、お喋りでいたい。
今年はたくさんお話を聞いてもらったから、
来年はその倍くらい人の好きを聞く人でいたい。