宗教ごっこで逃げた話（2）

従妹の方は、少し前に書いた「毒子」とでも言ったほうがいいような…おそらく、何らかの人格障害なのでしょうが、とにかく人に対して攻撃的な言動しかしないのです。
小さい頃は暴力もひどかったようですが、一度男の子にこっぴどくやり返されて、それから暴力を振るうことはなくなったそうです（正直な話、男の子がどれだけ怒られたことかと思うと心から同情しました。心の傷になっていないことを、今でも祈ります）。
その代わりと言ってはなんですが、言葉の暴力が本当にひどくなりました。

といっても、直接的なことは言わないのです。
たとえば、もう一人の伯母がとてもふくよかな人なのですが、その伯母が動くたびに「どすこい」「振動すげえ」「地震かと思った」などなど、ずーっと言い続けたり。

私と1歳違いなのですが、私が地元を離れた大学に行くのに学生用マンションを借りたのを羨み、「自分も遠くの大学に行く」と宣言し、実際その通りになったのですが、今度は自分の住まいが気に入らないのですね。最初はレディースマンションにいたのですが、狭いとかうるさいとかで6月には別の学生マンションに引っ越し、そこも気に入らなくて夏休み明けにかなりの家賃のマンションに引っ越し、ようやく落ち着いたのですが…。
その言い分が、いちいち腹の立つことでした。
従妹は私のマンションには一度も来たことがないし、私も写真などを見せるようなことはありませんでした。なのに、「私ちゃんが住んでるところよりもいい部屋じゃないと嫌だ」などと言い募ってはばからないのです。

お盆の法事で集まった時に5回も6回も同じことを言った時には、よほど殴ってやろうかと思いました。