義弟・舅を自殺に追いやった毒姑の話(無料約500字・有料約4000字)

夫は旧家の出で、結婚時は農業を営む祖父母・中小企業に努め、最終的に経営陣にいた父・放蕩な母・家を出られない鬱病持ちの弟という構成でした。

私は格式を重んじる家で育ったので大舅・姑に大変かわいがられ、舅は私がキャリアウーマンというので気に入ってくれ、義弟も何かとなついてくれました。

姑は…どこからどう見ても知恵遅れじゃないのかと思いました。
とにかく、「欲」を抑えられないタイプというか。
「放蕩」と書いたのは、そういう意味です。
お金がほしい→さっさとサラ金で借りてしまう→返せなくなる、というのを繰り返し、ついには先祖代々の土地が半減してしまったとか。
買い物に行くとあれも食べたいこれも食べたい、とすごい分量を買い込み、冷蔵庫にスペースがない→冷蔵庫も買い込み、結局2つの冷蔵庫を腐った食べ物でいっぱいにするだけとか。

大舅・姑は最初から結婚に反対だったそうです。が、若い頃は美人で有名だった姑に、舅はすっかり騙された(大姑談)だそうで。

姑は私にもハッキリと、旧家だから金持ちだろうと思って嫁いだのに、こんなに貧乏だなんて本当に騙された、詐欺だ、と言うぐらいの人なので、まあそういう攻撃性にさらされたらお坊ちゃんの舅は簡単に押し切れただろうなあと思うことでした。
ただ、そんな姑も家の中に自分の味方が一人もいないということには気づいているようでした。家の片隅に姑だけの部屋を与えられ、料理も一人だけで作って食べていました。

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