検尿の思い出

久々に集団検診。ごっつい久々にシビアな容器での検尿があって、大学の入学時の検診を思い出すなど。

さて次は検尿コップをもらってー、という時に、受付にいる白衣の若い男性スタッフが「この大学の女はブスばっか」とゲラゲラ笑っているのが聞こえた。まだ入ったばかりで友達なんて一人もいなかったけど、周りに素早く「今の聞こえた？」というと、5人ほどがうなづいた。

コップをもらってトイレに向かい、大勢の新入生でごったがえしてるところに、「聞いて！検尿受付してる男がブスばっかって言ってた！コップにギリッギリまでオシッコ入れて行ったろやないか！後の人にも伝えて！」と怒鳴った。一緒に聞いていた5人も、「他の男スタッフも笑ってた！同罪や！」「思い知らせたろうや！」と一緒に言ってくれた。そしてそのうち一人は、きれいな文字でサラサラっとメモを書いて、洗面鏡の前に置いてくれた。

そこから、ほんまに全員が表面張力か！！というぐらいのコップを持ってそろりそろりと受付に向かうことになった。ニヤニヤ笑いで。

受付に置いてあったバケツはあっという間にいっぱいになって、「ブスばっか」と発言した男スタッフは何度も何度もトイレに捨てに行かないといけなくなり、おそらくその後ずーっと後悔したことと思う。

その時ほんまに、この大学に来てよかったと思った。一生の思い出です。