キャラクター
私は昔キャラクターを演じていました。
部活やクラス、バイト、サークル、仕事…
所属するグループによってどのポジションが足りていないのか考えそのキャラクターになりきっていたのです。
元気な子だったりおとなしい子
しっかり者のお姉ちゃんキャラになったり
先輩には甘える妹キャラになってみたり
いじられキャラにも毒舌キャラにも
天然キャラにもしっかり者にも
・・・すべて、演技。怖いですよね。
集合場所に向かっている電車の中で
その日自分が演じるキャラクターをイメージして向かっていました。
怖かったんだと思います。
そのグループに必要なキャラクターだと思われなかったらどうしようって。
でもそんなことを続けていると
本当の自分が分からなくなってきて
何が正解か分からなくなってきて
なりきるキャラクターを間違えたりして
「なんか今日キャラ違うね」なんて言われてしまって。
演じているので素の自分を出せていません。
素を出せていないので信頼関係を築くこともそりゃ難しいですよね。
それでも
居心地の良い場所や関係性もありました。
そして気づいたことは
居場所が見つかれば自分の本当のキャラクターも見つかるのではないかと言う事です。
「自分」は探しに行かなくても
いつも近すぎるほどそばにいます。
きっと旅に出なくてもいい。
そして自分がいる居場所が自分を決めてくれるのです。
人によって決められるのではなく
自分が居心地良いと思える居場所によって。
もしかしたら演じてきたキャラクター全部が自分なのかもしれません。
でも、自分が一番お腹を抱えて笑える場所を
「居場所」とし「自分」としたいと思います。
そしてその居場所は自分で作るものです。
今ある居場所ももしかしたら永遠と続くわけではないかもしれません。
そしたら次の居場所を見つければいい。
一緒に次の自分も見つかるかもしれません。
常に今と未来の居場所を大切にしていこうと思います。
居場所の見つけ方
それはこの先の人生で探していこうと思います。