さよならがちょっと苦手
嫌いじゃないけど苦手なこと。
山登り、お寿司のわさび、家の電気を全部消すこと。
その中でも私は
「じゃあ今日は帰ろうか」と言うのがちょっと苦手です。
お家に帰りたくないわけではないのですが
好きな人たちと会っている時間を自分が終わらせてしまうことができないのです。
自分の時間が大事、という割には寂しがり屋なこの性格は
なんだか厄介な子供みたいで自分でも扱いにくいです。
学生の頃は次の日も会えていた友達。
今は約束をしないと会えない友人との時間が愛おしく切なく感じてしまいます。
楽しさを知ってしまうと寂しさも大きくなりますね。
そんな私のさよなら攻略法は
相手の後ろ姿を見送ることです。
見えなくなるまで、あの角を曲がるところまで
見送っている事がばれないように見送ります。
ばれていたら気持ち悪がられるかな笑
でもその見送る時間が愛おしく感じるんです。
友達も次に進んでる。見送ったら私も帰ろう。
寂しさに悲しむんじゃなくて
さよならしたくない人と出会えている幸せを噛み締めよう。
そんなことを
今日も友人の後ろ姿を見送りながら
感じるように考えていました。
またきっとすぐに会えますように。