海外でもおいしい七草粥が作れる
息子が生まれて大事にするようになった日本の四季折々の文化。
海外で生活をするようになって、その気持ちは尚更強くなり、できる範囲で日本の文化も大事にし、息子にも理解していってほしいと思う。
1月7日に無病息災を祈って食す七草粥も息子が生まれてから毎年作るようになったもので、今年も家族で食べることができた。
といっても、オランダに春の七草のセットなどは当然売っていないため、海外で生活している日本の方はみんなどうしているんだろうと調べたところ、七草がそれぞれ何科の植物なのか調べて現地にある同じ種類の植物(野菜)で代用するという記事を見つけた。
そこで、今回私もこの方法で七草粥を作ることにした。
春の七草の種類はそれぞれ
せり:セリ科
なずな:アブラナ科
ごぎょう:キク科
はこべら:ナデシコ科
ほとけのざ:シソ科
すずな:アブラナ科
すずしろ:アブラナ科
上記種類に属し、オランダのスーパーで簡単に手に入る野菜は以下。
セリ科:人参の葉、セロリ、パセリ、パクチー
アブラナ科:ルッコラ、クレソン
キク科:レタス、ベビーリーフ、エンダイブ
ナデシコ科:該当なし
シソ科:バジル、ミント、ローズマリー、タイム
ナデシコ科のみ該当する野菜がなかったけれど、‘できる範囲で’という条件のため気にせずに。
すずなとすずしろはそれぞれカブと大根だが、オランダでは大根はアジアンスーパーでしか売られていないため、ラディッシュで代用。
結果、私が今回セレクトした野菜たちは
せり(セリ科)→人参の葉
なずな(アブラナ科)→ルッコラ
ごぎょう(キク科)→ベビーリーフ
はこべら(ナデシコ科)→該当なしだったためキク科のレタスを追加
ほとけのざ(シソ科)→バジル
すずな→カブ
すずしろ→ラディッシュ
オランダはカット野菜の種類が豊富でサラダとかとっても作りやすいのだけれど
ルッコラ、ベビーリーフ、レタスがセットになっているものが販売されていてラッキー。
いざ野菜をカットして準備をしているとバジルと人参の葉の香りが結構強く、癖のあるお粥になってしまいそうだな、おいしくできるかなと一気に不安に駆られ、
夫と息子が少しでも食べやすいようにと、旨みとしてお出汁でお粥を炊くことに。
基本は少しのお塩で食べ、味変に梅干し、塩昆布、自家製醤油麹も用意。
どんな味がするかなとドキドキしながら食べてみると、不思議なことに食べ慣れた七草粥の味がする…!
バジルや人参の葉の癖も一切なく、とっても美味しいお粥で、来年以降もこのラインナップで作ろうと決意。
2024年も家族みんなが無病息災で過ごせますように。
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