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Astar Portal 送金方法一覧

Portalが新しくなり、Polkadotのクロスチェーンアセット(XCM)も稼働し始めましたが、まだ少しわかりにくいところもあるので、送金方法について改めてまとめます。
大前提としてAstar NetworkはNative (Polkadot)とEVM(Ethereum)の規格を備えており、Astar Portalはこの両アドレス規格をサポートし、複雑な変換やルールを裏で処理し、みなさんにはなるべく簡単にアセット管理ができるようにしているビューアーです。(ポータル自体はウォレットではありません)


Astar Portalの基本

Native Address:
ポルカドットjs系ウォレット。ポルカドットのクロスチェーンアセットを運用したり、WASMプロジェクトで必要になります。

ポータルにPolkadot系ウォレットを繋いだ時に表示されるアドレスです

EVM Address: メタマスクウォレット。現在広く使用されている規格で、プロジェクトもたくさんあります。

ポータルにメタマスクを繋ぐと表示されます




▼ASTRトークンの見方▼

ネイティブアカウントのASTRトークンには下記の情報が表示されます。

Balance:一番上がウォレットにあるASTRの合計です。ロックされているトークンも含みます。

Transferable Balance : 送金可能額。ロックされているトークン、またはヴェスティングが終わってもアンロックしていないトークンは含まれません。

EVM deposit: 現在のところEVMからNativeに送金すると、まずここに表示されます。送金可能にするにはここからWithdrawする必要があります。

Your Vesting info: 過去にクラウドローンに参加したり、AstarPassを使ったリワードのVestingを確認できます。アンロックするまで送金可能になりません。

Your Staking: dApp Stakingの総額が表示されます。Vesting中のトークンもステーキング中はここにも表示されています。ステーキングをやめても送金可能にならない場合、Vestingのロックが解除されていないことが考えられます。




▼Astar Networkのルール、Faucetを使う時▼

一般的なEVMアカウントと違いAstar NetworkではネイティブトークンASTR無しにアカウントを維持することができません。最初にまずアカウントに0以上のASTRトークンを持たないと他のアセットを送金することができないので注意してください。PortalのFaucet(フォーセット)ボタンを押すと、トランザクション2回分程度のトークンが入金されます。(ネイティブアドレスにも、EVMアドレスにもあります)例えばクロスチェーンアセットをEVMに持ち込み、そこからASTRにスワップする場合なども一番最初に少しのASTRが必要になります。



ウォレットを作る、設定する

▼Polkadot.js(ウォレット)アカウント登録方法▼

▼メタマスク にAstar Networkを追加する▼

Astar Portalに繋ぐと自動で設定がでてくるようになりました。
https://portal.astar.network/

1:connect wallet でメタマスク を選ぶ
2:Metamask Extension が立ち上がり、設定するか聞かれるので承認し、サインする

※手動で入力する場合はこちら

RPC : https://evm.astar.network
Chain ID : 592
Block Explorer : https://astar.subscan.io/
Symbol : ASTR

RPCはカスタムも可能です。接続に問題を感じたらコミュニティに相談に来てください。

▼NOVA WALLET▼

NOVAウォレットからアプリ感覚でAstarポータルを使えます。ここからメタマスクにつなぐことはできませんが、dApp Stakingは可能です。
Polkadot.jsのアカウントの復元方法をまとめてあります。(使用している画像は現在と若干違う可能性もあります)



取引所のASTRトークンを送金する

Astar Networkの ネイティブトークンASTRは他のアセットと扱いが異なります。取引所に上場もしているのでポータルに直接送金もできます。

取引所→Astar Network (Network : Astar)
Native Addressを利用ください。

Astar Network (Network : Astar)→取引所
Native アカウントから取引所のデポジットアドレスに送金してください。

取引所→Astar Network (Network : Astar EVM)
すでにいくつかの取引所からはEVM出金が可能です。その場合はEVMアドレスを使用し、直接メタマスクに送金が可能になります。

(!要注意!)
Astar Network (Network : EVM)→取引所
取引所がEVMデポジットをサポートしている場合にのみ可能です。EVMアカウントから取引所のデポジットアドレス(0x ---)に送金してください。
Astar EVMアカウントから取引所のネイティブアドレス宛への出金は不可です。誤った送金を取り戻すことはできません。


Native アカウントにあるトークンを別のNative / EVMアカウントに送金する

クロスチェーンアセットも順次対応していきます。Native AccountにあるアセットはEVMアカウントに送金可能です。ここではAstar Network内(ローカルトランスファー)でNativeから他のアカウントやEVMアカウントに送金する方法をご紹介します。

クロスチェーンアセット(DOT)もここではTransferから送金してください。現在まだボタンが整理できていない部分もありますが、順次対応します。

Toには任意のアドレスを(EVMでもNativeでも)ペーストしてください。この時、Toのアカウントには少量(0以上)のASTRトークンが必要です。(ページ上部のFaucetをご参照ください)

任意の送金額を入力し完了です。



EVM アカウントにあるトークンを別のEVM /Nativeアカウントに送金する

こちらは少し注意が必要になります。
EVM →EVMは問題ありません。上記のNative →EVMと同じ要領です。
EVM→Nativeの送金が開発待ちでできることとできないことがあります。

ASTRトークンをEVMからNativeに送金することは可能です。送金方法も同じでNativeアドレスを貼り付けるだけです。ところが素直に受け取ることができません。Nativeアカウント側で、EVMから送られたトークンを引き出す必要があります。(技術的な細かいロジックはここでは省略します。興味があればコミュニティでお声がけください)

EVMからNativeに送金されたASTRトークンは下記のEVM depositに表示されます。ここでWithdrawを押していただくことで送金可能になります。

ASTRトークン以外のアセットについては現在のところEVM→Astar Nativeの送金は不可能です。クロスチェーンアセット(DOT等)は2022年6月に実装される XCM Withdraw 機能を使い一度Polakdotチェーンに戻し、そこからNativeアカウントに送金する二段階ステップとなります。より良いクロスチェーンUXの今後のアップデートをお待ちください。


クロスチェーンアセットを送金する(入出金)

▼準備
- Relaychain側(Polakdot)に1.1DOT以上の資金がある
- Native アカウントにガス代程度のASTRがある
- 受け取るEVMアカウントにも0以上のASTRがある

▼予備知識
-ガス代はRelaychain(Polkadot)とParachain(Astar)両方から引かれます
-今はデポジット(入金)のみで出金可能アップデート待ち

先日実装されたXCMと呼ばれるクロスチェーン送金が可能になりました。現在はPolkadotやKusamaのRelaychainからAstar等のParachainに送金が可能です。今後他ParachainのトークンもAstarに送金が可能になります。送金方法としては特に他の送金と変わりませんが、独特のルールがあるため、Polkadotであれば1.1DOT を必ずRelaychain側に残すようポータルで設定をしています。これはPolkadotのEssential Depositが1DOTと固定され、万一ガス代等でアカウントが1DOTを下回ると残金は回収されてしまう(戻ってこない)為です。Astarへの入金は残高1.1DOTを残した金額のみ可能です。またRelaychainへの送金はPolkadotに1DOT以上ないとできません。したがってアカウントを維持するためにいつでも1.1DOTを維持する必要があります。

XCMはアセットの移動(入出金)がポータル(Nativeアカウント)から可能です。ローカルトランスファーではないのでXCMボタンを押してください。

現在のところ皆さんはEVM側にアセットを持ってくると思います。一番上のダブがEVM depositであることを確認し、任意のEVMアドレスを入力。この時EVMアカウントにも0以上のASTRトークンが必要になります。そして任意の送金額を入力し完了です。

今後Polkadotへの出金が可能になった時(2022/6月中予定)や、Parachain間の送金が可能になった時には随時加筆していきます。


Astar EVMに他のチェーンのアセットを持ってくる

cBridgeを使い、さまざまなアセットを持ち込むことが可能です。cBridgeトークンはポータルに自動で追加されます。



送金履歴確認方法(Astara Network)

https://Astar.subscan.io/
でメタマスク アドレス、Polkadot.jsアドレスどちらも確認できます。トランザクションのタブからTransferを選んでください。



Polkadot の各チェーン用のアドレス確認方法

Polkadot.js Extensionで確認するのも少し面倒、、という方は
https://dotmarketcap.com/myportfolio#
に繋げるとすべてのアドレスを簡単に確認できます。


Astar コミュニティ

他にもわからないことが出てくるかもしれません。そんな時は是非コミュニティに遊びに来てください。

Discord: 下の方に日本チャンネルがあります。

テレグラム: 


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