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■母親に怒られた話
私は母をとっても尊敬し、そして感謝している。
専業主婦だった彼女は「これからの女性は自立する時代になるのよ」といって私を育ててくれた。だから、私は、小学生の頃から、「どうやって、結婚して、子供を産んで、そして仕事もすればいいのか?」旦那さんには家事や育児の分担は最初から期待できないな、と父を見て勝手にそういうものだと思っていたから、「それらすべて、全部やるにはどうしたらいいのか?」そういうことを真剣に考えていた子供だった。
だからまずは、必死で勉強し、人生の選択肢を広げることを考えた。そして、女性が成功する職業ってなんなのかと、「キューリー夫人」や「ナイチンゲール」「ヘレンケラー」などの女性偉人を胸を熱くして読みあさった。
今の私があるのは、かなり母の教育のおかげでだ。また、我が家の教育方針は年功序列だったので、基本、頭も上がらない。さらには、いまも娘の世話など、母がかなりの部分を担っているのでなおさらだ。
そんな、母に先日怒られた。
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