偽名、勝ち鞍、二つ名…ウマ娘における匂わせの種類
はじめに
1年半ぶりにメインストーリーが更新されたり今年発表の新ウマ娘はフルゲート18枠を上回る19人が発表されていたりと、3周年を迎えさらに勢いを増しているウマ娘。
ウマ娘はキャラ登場に際し馬主に許諾を求めているというのは有名な話である。初期PVにいた4人が消えたのは「無断で出して馬主に怒られたからだ!」という話を聞いたことある人もいるだろう。
そんなウマ娘の各媒体には匂わせや別名登場など実名登場ではないがその存在を匂わせる描写が多くある。「許可が取れなかった」のか「あれもこれも許可を取っていてはキリがないから許可を取らなかった」のかは定かではない。
そんな匂わせの種類を分類しつつ「その匂わせから実名登場したウマ娘はいるのか」をまとめたのが本記事である。
その1.別名登場
最もオーソドックスなもの。2期アニメの「リオタナール」やシンデレラグレイの「ディクタストライカ」ジャングルポケットシナリオの「ツヅキレイニング」などキリがない。
これらはそれぞれ「レオダーパン」「サッカーボーイ」「タガノテイオー」がモデルとされている。史実馬の名前要素を上手くアレンジして実馬を仄めかしている。
そんな別名登場キャラが真名解放した例として「モンジュー」「ドゥラメンテ」「ラインクラフト」「ネオユニヴァース 」などがある。モンジューはアニメ1期の「ブロワイエ」ドゥラメンテはキタサンブラックシナリオの「ブリュスクマン」残る2人はシンデレラグレイの「クラフトユニヴァ」だ。クラフトユニヴァはなかなか特殊な「モチーフ元が2人」の変名ウマ娘である。
海外の競走馬、社台関連の競走馬とかなり凄いところからの登場もあり他の偽名ウマ娘にも期待が持てるのでは。
アニメ、アプリ、漫画それぞれの別名キャラが実名登場した前例があるという事で私はそれぞれの媒体で偽名登場だった「マリアライト」と「ベガ」「サッカーボーイ」の実名登場に期待している。シンデレラグレイのアニメ化が発表されたがディクタストライカ≠サッカーボーイなので実名登場はないんじゃないかと思っている。
その2.勝ち鞍による匂わせ
ゼンノロブロイシナリオの「ダービーウマ娘」やカレンチャンでの「オークスウマ娘」など勝ち鞍を出す事でその競走馬を推定させるやり方。これはそれぞれの同期のネオユニヴァースとブエナビスタであろう。
ネオユニヴァースもブエナビスタも後々実名登場しているので今後このような勝ち鞍表現のウマ娘が登場しても真名解放する可能性は十分にあるという事だ。
その3.完全モブ
名前はない。The モブ。じゃあどうやってモチーフ元考えるねんって話だがネームドウマ娘のレース描写から推定されている。
ここで1着になっているウマ娘がヤマニンゼファーだと言われている。イクノディクタスが2着になった安田記念の1着馬だからである。
完全モブでも実名登場するという前例もあるのがウマ娘の芳醇な歴史の賜物である。
その4.二つ名
「大王」や「砂の女王」などその競走馬の二つ名を出す匂わせ。
この匂わせには2つの種類がある。色文字か否かだ。
Not色文字
オーソドックス、特に語ることは無い。
シンコウウインディの育成イベントを例に挙げる。ここでの「船橋から来たヤツ」はアブクマポーロ、「栗毛の来訪者」とは水沢の英雄、メイセイオペラであろう。
問題は次だ。
色文字
「世紀末覇王」「女帝」「金色の暴君」「貴婦人」などなど…登場済みのウマ娘には二つ名であろう言葉がオレンジ色で出てくる事が多い。
このオレンジ色の単語、他には「ウイニングライブ」や「アオハル杯」などウマ娘の関連用語にも使われていることが分かる。
このオレンジ色はウマ娘において一定の「意味」を持っている事がわかる。
しかしウマ娘には未登場の競走馬の二つ名がオレンジ色で出ている例が複数存在する。
「マイルの皇帝」「砂の女王」そして「大王」だ。マイルの皇帝はニホンピロウイナー、砂の女王はホクトベガ、大王はキングカメハメハであろう。
先述の通りこのオレンジ文字は二つ名やウマ娘の用語に使われる文字だろう。わざわざ色文字にすると言うことは…期待しても…?とならざるを得ない。
ちなみに緑文字はウマ娘の名前に使われている。
おわりに
偽名も勝ち鞍も完全モブでも実名登場した例があるのは結構な救いである。
色文字二つ名のニホンピロウイナーもホクトベガもキングカメハメハも登場したらかなりアツいので来て欲しい。