🇲🇼わたしの友達の国のはなし③
アフリカにマラウィというわたしの小学校の頃からの友達の国でもある大好きな大切な国があります。
今のマラウイと活動をするためにも、マラウィの背景はぜひ皆さんにも共有したいので、記事にしていこうと思います。
さて、前回のテーマはなぜマラウィは貧困国なのかでした。
今回のテーマは「村のコミュニティってどうなってるの?」というところです。
■貧困国の村のコミュニティについて
マラウィは都市と村の貧富の差が大きく、理由は都市と村を繋ぐインフラが整備されておらず、ヒトモノカネが巡回しないためという話を前回はしました!
ヒトモノカネの循環しない村と聞いてどんな村を想像しますか?
衰弱した人たちが今日のごはんを探している様子とか想像してませんか?
マラウィの村のコミュニティの文化はもっと面白いんです。
■衣食住をシェアする村コミュニティ
マラウィの村は完全にコミュニティ文化です。
例えばその集落に10軒の家庭があるとするとその10軒の家庭が1つのコミュニティです。
お金の使い方は貯蓄や貯金の考え方は無く、完全にその日暮らしの使い方です。
そのため、コミュニティの中で作物の多く収穫できた家庭が少ない家庭に分け与えることは当たり前の文化ができています。
その日の持っているお金を持っていない方にあげることも当たり前にできる文化がマラウィのコミュニティ文化です。
そのためお金がなくても、コミュニティ全体で衣食住には大きく困らず、それはそれで幸せな暮らしをしているとも言えます。
「じゃあいいじゃん!」と思いがちではありますが、マラウイの65%の乳幼児は5歳の誕生日を迎えることができていません。その大きな理由の一つは栄養失調です。
つまり、食べるものはあっても栄養は足りておらずそこまでの知識すら持っていないことが課題でもあります。
マラウィの村のコミュニティ文化は、日本も見習うべき文化だと思う一方で、その文化により現実的に課題もあります。
ただ、この課題は支援国である私達が外からの支援で変えることは本質的ではなく、マラウィの方自身が課題意識を持って現状を変えようとしない限り変化していかないところだと思いました。
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