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キングオブコントの会の感想


なんか最近、社会派っぽいこと書きすぎてて、読み返して自分で引いてしまった。ので。

楽しい話します!

キングオブコントの会見ました。面白かった。最高すぎた。
どのコントも当たり前に面白かったので順位つけたり取り上げたりすることが本当に心苦しいし嫌なのですが、喫茶店のネタと法律相談のネタが好きでした…、結局言うのかよ、私…。

ネタも書いたことないし演じたこともないしただ好きなだけの奴がこんなこと言って本当おこがましいのですが、面白いコントって「めちゃくちゃ感情が動く」んですよね。喜怒哀楽、全部詰まってて、もっと言うと、哀と怒の幅が広い。それでいて、喜と楽の高さがある。…え?何言ってるか分からないですか?ごめんなさい。

コントやユーモアにおいて、哀しさや怒りって、縦ではなくて横幅なイメージがあります。日常生活における哀しさとか怒りをいかに拾えるか、というか。ネガティブな感情の幅を広げると“切なさ”とか“悲しさ”とか“惨めさ”とか“怖さ”が出てくると思うんですよね。そこが振り切ったところに面白さがあって、そこの面白さは人の汚い部分に続いてる気がしてます。

逆にポジティブな感情は縦、深さや高さなイメージがあります。微笑みとか可愛らしさ、みたいな日常的なところから始まって、“宝くじ当たった!”とか“子供生まれた!”とか“出世した!”みたいな、日常の延長のような非日常感、とゆうか。そこの面白さは瞬発的で、人の素直な部分が表れてる気がしてます


…とゆう、キモオタの感想を詰め込んだようなコントが、前述の2本でした。要するにすごすぎた、てことです。
さらに言うと私は時事ネタが好きなので、昨今のコロナ禍やデジタル化や、個人情報保護など、リアルなエッセンスがシチュエーションに仕込まれていて共感を誘うのが天才すぎました。
面白さの基礎は共感だと思うので。…は?私は何様だ?ゴミのくせにごめんなさい。


更に、リズム感と心地よい展開の起承転結、その上で、簡潔に世界観やシチュエーションを説明する演技と台詞と場面。日本一の人たちはやっぱりすごいなあ…。

キャラクターに対して“かわいそうなのに笑えてくる”仕草やセリフや性格。“想像はつくけどあり得ない状況”の中で、“まともっぽいけど、その状況に巻き込まれる程度には狂った人たち”が、“なぜそんな状況に一見まともそうな人(ツッコミのことが多い)が巻き込まれたのか”の納得いく背景
矛盾はないのに異常で、日常の延長にあるのに狂ってる。
シチュエーションやキャラクターを思いつくだけでも天才なのに、更にそこにストーリーが加わる。

私の好きな要素が全部詰め込まれてる、のではなくて、もはや、「私の好きはこういった要素を見続けることで構成されたんだ」と納得しました。

私を創ってくださってありがとうございます。

私は皆さんの納得いくレベルのユーモアを持ち合わせておらず、本当に申し訳ないです。


こんな感想をnoteに書き込む私はおそらく、彼らの目には「気持ち悪い狂った人」として映るんだろうな。もちろん、目に留まった時は、だけど。留まるはずもないのは重々承知です。

↓↓↓↓ネタバレになるので気をつけて!

「みんなが悩んでいる法律相談の待合室」というシリアスな場所で「全員名前が同じ」という異常性と、法律相談所で働ける程度の知性あるまともな人間が「相談内容を告げてしまう」という異常性を発揮し、その場にいる人たちが、そこにいる理由の内容が、第三者からしたら笑ってしまうけど真剣に考えたら割と酷い内容でそこにきていて、それをつっこむ本人自身も、「その場にいなければいけない程度に狂人」というキャラクターとシチュエーション。その中で展開されるセリフ・仕草・ストーリー。
キングオブコントの会「法律相談所」あらすじ

↑↑↑↑ネタバレここまで!


全部が詰め込まれていて、且つ、今まで見たことないようなワクワク感。

例えば“コンビニ強盗”とか“お葬式”とか“結婚式”みたいな、コントでよく見るシチュエーションの中で笑いを作るのも凄すぎると思うんだけど、シチュエーションから作るのもやっぱりすごいですよね。

…と、偉そうに語っても、私はそもそも、彼らに「これが面白いんだよ」と教えてもらった側の人間なので、当たり前だけどそりゃ笑うんです。
母親の手料理が一番美味しいみたいな感覚ですね。私の母親は天才シェフだった。テレビの前でしか(一部ライブ)会ったことないのに偉そうでほんっとごめんなさい…。


こういうの論じるの本当に偉そうできついんだけど、考えを述べたくなりました。

感想は「最高すぎた」の一言に尽きます。

また見たいってゆうか、明日も見るだろうな。

推敲の時、文章の書き方がオタクすぎて読みづらかったので、太字にしたりフォント値変えたりしてみました。



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