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ひとと話すこと、の話。

最近読書モチベがすごい高い田中です。
ここ3年くらいの、趣味読書なのに実質年に数冊しか読んでなくない? 状態を巻き返すかのように、プチ図書館と化した我が家の本棚から本を抜き取っては読んでいます。
でもさ、本読んでるときって、全然小説書けないんだよね。わたしだけ?

さ、完全な言い訳を挟み、今日はエッセイを書きます~~
ひとと話すこと、の話。

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先日、参加していた展示会『JAM』が終わりました。
わたしは展示会には不似合いかなぁとか思いつつ、小説を細々と販売しておりまして。
もしかしたら、そこで買っていただいた方がこれ読んでくださってたり。そうだとしたら、有難いんですけども。

『JAM』が始まるちょっと前。
Twitterの公式アカウントで、参加者紹介があるということで、こんな紹介文を載せていただきました。

「一緒に楽しみましょう」って、一方的に読んでいただく形式になりがちな小説だと難しいような気もするんだけど。
販売とか関係なしに、他の参加者の方やお客様と、お話ができたら良いなと思っていて。そんな気持ちで参加した3日間でした。

毎日とびきりかわいい洋服を着て、特等席に腰かけて、色々なパフォーマンスを見たり、本を読んだり、誰かと話したり。
時には誰かの作品と混じり合い、広がって、大きな輪が生まれるような。
さらに新たな出会いがあって、知っているひとの新たな一面もみえて、きっとそれはお互い様で。

ひとと出会うこと、誰かと直接言葉を交わすこと、このご時世だとどうしても難しいから、とても貴重で濃い時間でした。
目標達成、参加して良かった~~! と素直に思いました。
ありがとうございました!

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ちょっと話はずれるんだけど、先月から新しいバイトを始めまして。
今までは飲食店で働いてたんですが、コロナであまりシフトに入れないこともあり、コールセンターで働くことにしました。
あ、コールセンターもピンキリだって言うけど、ピンのほうね(良いほうがピンらしい、さっき調べた)。

詳しい業務内容は書けませんが、要は週に2~3日、全国各地の色々なひとに電話をかけているわけです。
顔のみえない、声だけのコミュニケーション。
まだ不慣れなので、言葉が咄嗟に出てこないこととかもあるから、日々頑張るぞ、という段階なのですけれど。
意外と仕事が楽しくて!

主に話す内容が、わたしが割と好きな分野(?)だからっていうのもあると思う。
でも、全く知らないひとが元気に過ごしてるかなんて、この仕事を始めなかったら気にも留めなかったことを聞くことが、楽しい。まだ残暑続きますから気を付けてお過ごしくださいね、のひとことを言うことが、嬉しい。
だから根本的に、ひとと話すことが、わたしは好きなのかもしれないな、と最近思っています。

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コロナになるまでは、こんなこと思いもしなかったような気がする。
ひとと会えなくなって、毎日が制限されて、その結果みえてきた価値観や取捨選択の末に、わかったことです。
やなことばっか、できなかったことばっかのこの1年半だけど、研ぎ澄まされた価値観はこの先も役に立つはずだから。悪いことだけじゃないな、と思うようにしている。
それに悪いことしかなかったって思うと、今までやってきたことぜんぶ無駄な気がしちゃうし。無駄なものなんてない! と言い切れるほど出来た人間ではないけれど、まぁいつか何かしらの役には立つんじゃない、のマインドでいたいよね。

あれ、あんまひとと話すことの話、してない?
漠然と思ったのは、話す内容より、ひとと話している、という行為に価値があるのかも、ということ。
深く意見交換がしたいんじゃないし、相手のことを知りたいとかもちょっと違う気がしてて。なんだろう、コミュニケーションをとっている、ということが大事で。
こうなると上っ面の会話でいいんじゃん、ってなっちゃうんだけど。難しいなぁ。

できれば面と向かって、せめて声を出して、ひとと話すこと。なかなかできないからこそ。
……筆不精なので、どうもLINEで話すのだけは、苦手なんだけどねぇ。

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