2015.11.22-2016.1.22 一面:生活中的朋友
2015年11月22日~2016年1月22日に深圳美成艺术空间(中国)で参加したグループ展『一面:生活中的朋友』のために書いたステートメントです。予算の問題とかもろもろで現地に行くことはできなかったけど、オープニングパーティーはSkype繋いでわいわいした思い出。このステートメントも友人が中国語訳してくれた。たしかこの頃、深圳で土砂崩れがあった。
一面:生活中的朋友
以下の2つの文章は、この展示のためのステートメントです。
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私はいつも「名前のあいまいな所」に反応し、作品を制作しているように思います。「名前のあいまいな所」とは、例えば膝と脛の境界のようなものだったり、石ころの存在の枠だったりのことを、そう呼んでいます。
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朝起きて、大学へ行き、課題の制作をし、講義を受け、課題やその他の制作を行い、家に帰り、寝る。これを毎日繰り返している。
大学に進学し、一人暮しを始めた。ふとしたときに思い出すことがある。地元で見ていた遠くの鉄塔のこと。引っ越すときに車から見た高速道路沿いの山のこと。名前がつくことの怖さと安らぎ。思い出せたはずなのに、思い出せないものもある。そこに何かがあったような、遠い気持ちだけがべったりと覆う。
名前があったのかないのか、それすらも分からない。
また、好奇の眼差しの汚さ。逸脱するものを見る目。逸脱する、その枠をつくる名前という柵。そういったことを感じたときに、同時に作品のことを考えているような気がする。
(作品と自分の生活の関係)
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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
ふだんは絵画を制作しています。
作品や展示についてはInstagramを中心に公開・お知らせしています。