私が発信する理由
こんにちは。それとも、初めましてでしょうか?
私、藤田華鳳(ふじた かほ)と申します。2018年7月末よりTwitterの運用を始め、幸いなことに本記事の執筆時点で6,500名ほどの方にフォローしていただけるようになりました。
普段はTwitterで毒を吐いたり、下ネタで盛り上がったり、フォロワーさんとワイワイ楽しくやっています。どこにでもいる、ただの27歳のOLです。
そんな私が何故このようなnoteを書くに至ったのか?
今日は、そんなお話を。
「サラリーマンになれば幸せになれる」の罠
平成30年1月、厚労省により「副業・兼業の促進に関するガイドライン」が作成されました。また、それに合わせて従来のモデル就業規則が改定され、労働者の遵守事項の「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」という規定も削除されました。これに伴い、一部大手企業では副業・兼業を進める動きが出たほか、人材不足に伴う昨今の売り手市場の影響も相まって、多様な働き方を目にする機会も増えたように感じています。
私が新卒で入社したのは平成26年ですが、現在までのたった5年程の間にも、女性の働きやすさに配慮した制度が新設されるなど、社内、そして世の中が物凄いスピードで変わりつつあることを、日々身をもって感じています。
さらに、私達の平均寿命は延び続けています。恐らく私が死ぬ頃には、90歳や100歳になっているでしょう。
そう考えると、これまで通りサラリーマン時代の貯金と年金だけを当てにして、退職後の50年程を生きることができるのか?年金については数千万円の払い損になることが確実である私達世代はなおさら、絶対にNoだと思います。
あらゆるものが自動化され、省人化が進む中、これまで通り雇われるだけの働き方や生き方しか知らない・経験がないというのは、考えただけで恐ろしいことだと思いませんか?
そうした意味で、単に「サラリーマンになれば幸せになれる」と盲目的に信じて生きるということは、もはや過去の生き方であると認めざるを得ません。
それでも、あえてサラリーマンを続けるという選択
そうした世の中の空気の中で、とりあえず何か…と思いTwitterを始めた当初、「自分もいっそのこと会社を辞めて、何か別のことでお金を稼ぐんだ!」という気持ちがなかったかと言えば嘘になります。これだけマネタイズの方法が世の中に溢れているのに、何もしないのは勿体ない、と。
また、Twitterをやっていると、キラキラした同世代がたくさん活動しているのを目にします。今の仕事を放り出して、すぐにでもそうした世界に飛び込んでみたいと思うこともあります。
ただ、世の中は売り手市場と言っても、都内のコンビニや飲食店のアルバイトはほとんどが外国人です。これから機械化・AI化も進んでいくでしょう。そう考えると、今のサラリーマンがやっている仕事、つまりアルバイト等ではなく、ある程度の給与が保証されていた方の仕事が減っていくことは、十分に考えられる未来であると思います。
そうした時に、後から少なくなった椅子取りゲームに参加しようと思っても、自分の席が残されているとはちょっと思えないのです。背水の陣で臨む前に、それは本当にそうしなければできないことなのか?ということを考えると、アクセルは2つあっても良い訳で、わざわざ自分から1つをへし折ることもないのかな、と思うようになりました。
レールを外れることが悪いことだとは全く思っていませんが、日本という国はリスクを取る人に対して非常に冷酷であると思います。
辛かったら逃げても良いんだよ、やりたいことがあるなら起業すれば良いんだよ、と言うのは簡単ですが、そうした聞こえの良い言葉を発する人が、残念ながら上手くいかなかった全ての人を助けられるとは思えません。
世の中には様々な仕事があり、それぞれの持ち場、それぞれの役割によって支えられています。
「嫌な仕事なら辞めればいい、誰もやらなければ機械がやってくれる。」
そんなことをおっしゃる方もいますが、よく批判の矛先を向けられる銀行員達が全員辞めてしまったら、日本中が大混乱となるのは必至でしょうし、全員が嫌々働いているというのはとんでもない誤解で、1人1人、それぞれの想いをもって働いています。
世の中のモノやサービスと私達の暮らしは、見えるところ・見えないところで相互に結びついています。一部経営者の方や発信力のある方からの、こうしたデマケーションやハレーションを無視した発言には嫌悪感しかありません。サラリーマンを舐めるなよ、と。
「サラリーマンを続けながら、こんなこともできるよ。」
どこにでもいる普通のサラリーマンである自分が発信し、真っ当なやり方でマネタイズまでできたとしたら、もしかしたら世の中を少しだけ良い方に変えられるかも知れない、そんな淡い期待をしています。
これが、今私が発信する理由です。
…上記はややネガティヴな理由となってしまいましたが、サラリーマンを続けている理由として、やはり学べることが多く、現在の仕事に対して自分なりに意義を感じられている、会社の理念に対して惚れている、というのも大きいです。
正直辞めたいと思ったことは何度もありますが、それでもそうした時の大体の理由は自分の能力不足によるものであったり、周囲との人間関係の問題で、仕事自体が嫌いになったことはほとんどありません。
優秀な先輩や同期に刺激を受けたり、魅力的な経営者に会ったりする度に、この仕事をやっていて本当に良かったと思いますし、日々の業務の中でお客様からすれば何ということもない手続き1つとってみても、金融マンとして自分は目の前のお客様に一体何ができるのか?という入社時の熱い気持ちを蘇えらせてくれる環境が、常にそこにあるからです。
自分の人生をデザインする
一方で、やりたいことも好きなことも本来人の数だけあるはずで、サラリーマンだけが正解であるとはさらさら思っていません。
自分は一体何がやりたいのか?自分のやリたいことをやるためには、一体いくら必要なのか?そのために今どうすれば良いのか?
働き方というのはそれらの課題に答えるための手段でしかなく、そこを論じるのは非常にナンセンスだと思います。
自分はこうしたいという強い思いがあって、それが達成できるのであれば、どんな形でも良いはず。サラリーマンをしても良い、フリーランスで生きても良い、アルバイトをしつつ好きな事をしても良い。
他人の価値観という、あるかどうかもよく分からないもののために生きる必要はない、私はそう思っています。
二足のわらじで会社に過度に依存せず、自分の信念を持って働く。
会社の看板・リソースと、発信することで得た繋がりをフル活用して、人生を楽しむ。
これが、今の自分が思い描いている未来です。
仕事を語る上で、私を含めた同世代の価値観として「自己実現」というのが1つ大きなテーマとしてあります。もちろん最低限の生活ができる程度のお金は必要ですが、それ以上にやりがいや自分の生きる意味を仕事にも求めています。
せっかく色々なことができる時代だからこそ、誰かの背中を押してあげたり、必要な人に必要な物を届けられたり、誰かを幸せにしたり、そういったことがしたいですし、この先何かビジネスをやるとしても、
誰かを騙したり不幸にしていないか?
自分の親や親友に、自信を持って自分のやっていることを説明できるか?
この先もし子供ができた時、きちんと目を見てその話ができるか?
これだけは絶対に忘れないでいたいのです。
世の中にあるものは使い倒せば良いけれど、そうしたサービスやプラットフォームを作ってくれた方、そこに関わる人達がハッピーになるにはどうすれば良いか?
そこに知恵を絞りつつ、この先もプライドを持って、人から応援されるような発信をしたいのです。
ありきたりな毎日にサヨナラを。