【妄想旅行計画記】③岩手:カッパに山姥に天狗に…遠野物語を追う旅
はじめに
第3回目は、岩手。
岩手はね、もう、ずっと行ってみたかった場所があるんです。
わたし、大学生の卒業論文に「魔女と山姥」について書いたのですが、この論文を書く参考にしていたのが『遠野物語』という、岩手県の遠野に伝わるカッパとか山姥とか天狗とか…様々な伝承がまとめられている本。その舞台となった遠野に行ってみたかったのです!
わたしが民俗学に興味を持ったのは高校生のころで、通っていた塾でこんな話を聞いたことがきっかけ。
歴史の教科書には国を動かした貴族だとか権力を持った人たちの記録ばかり載っているけれど、圧倒的に人数が多いのは農民などの「普通の人」。
でもその人たちは、教育を受けていなかったり文字が書けないから、文献は残らない。だから、歌とか昔話とか、口づてに伝えられるものが重要な資料になる。そんな「普通の人たち」の間で語り継がれた妖怪などの話って、興味深すぎませんか?
ということで、今回は1泊2日で遠野物語を体感する旅をしたいと思います!あと岩手と言えば…わんこそばと冷麺食べるっしょ!
〈妄想旅行計画記とは?〉旅の計画立てるのが好きだけど、その前に旅をするお金がない。そんなわたしが「計画するだけなら無料じゃん!」と開き直って、行く予定もない旅の計画をひたすら立てていく企画です。いつか実現する日を夢見て(遠い目)
遠野で気になるスポット
まずは遠野で気になる場所をリストアップします。
① とおの物語の館
昔話を切り絵やイラスト、映像を使って紹介している施設。遠野物語を読んだことなくても、まずここに行けばよさそう!語り部さんによる昔話も聞けるそうです。
② カッパ淵
カッパがたくさん住んでいて、人にいたずらをしたっていう話が残されている場所。なんとここでは「カッパ釣り」ができて、キュウリをくくりつけた釣り竿が置いてあるんだって。え~!楽しそう!!!
ちなみに野生の獣の捕獲は法律で禁止されてるから、河童釣りをするには「狩捕獲許可証」が必要なんだそうです(そっか、河童は野生の獣なのか)。
許可証は、市内の観光案内所、道の駅、伝承園で210円で買えるみたい。
遠野以外で気になるスポット
① 宮沢賢治童話村
やまなし、注文の多い料理店、銀河鉄道の夜・・・教科書にも載ってたし、誰もが宮沢賢治に触れる機会はあったはず。
そんな童話の世界を表現した施設が「宮沢賢治童話村」。「賢治童話の世界で楽しく遊ぶ楽習施設」というキャッチフレーズが掲げられています。楽しそう!
② 盛岡市動物公園
やっぱり各地の動物園には行っておきたい…!ということで、盛岡にある動物園にも寄りたいです。
いる動物が同じでも、展示方法によって動物園の雰囲気はガラリと変わるので、日本中、世界中のいろんな動物園を周るのが夢です!!!
これらの場所に寄りながら、計画をたてていくよ。
計画スタート
まずは位置を確認。東京からは新幹線で盛岡へ。移動は基本レンタカー!(実はわたし運転免許持ってなくて、旅行は免許を持っている人頼りになっている・・・)
盛岡、花巻、遠野の距離感を見てみると・・・あら、ずいぶん近そうですね。それでは計画を立てていきます!
《1日目》遠野へ!
■ 8:40 ― 東京発
東京から時間ちょっとで着くみたい。新幹線の中でお弁当食べようよ!
■ 10:55 ―盛岡着
レンタカーを借りて、遠野へ。車で約1時間。
■12:30 ― とおの物語の館 到着
まずは遠野物語の世界を体感!お食事処もあるようなので、ここでお昼食べちゃってもいいかも。
■14:00 ― カッパ淵へ!
とおの物語の館から車で10分。さあさあ、かっぱ捕まえようじゃないの!!それからちょっと遠野を探検してみよう。
本当はこの日に宮沢賢治童話村にも行きたかったんだけど、16:30で閉まっちゃうみたいだから明日かな。。
■ 16:00 ― 盛岡にもどる
今回は盛岡のビジネスホテルに泊まります。夜はわんこそば食べよう!
《2日目》宮沢賢治と動物園と
■9:00 ― 宮沢賢治童話村へ
盛岡から車で1時間。9時には着くように行きたい。童話村は8:30から開いてるみたいです。
■11:00 ― 盛岡へ出発
盛岡へ戻るよ。
■12:00 ― 冷麺食べる
盛岡冷麺たべるぞ!(なんか麺ばっか食べてるな)
■13:00 ― 盛岡市動物公園
盛岡駅周辺から車で約20分。動物園へレッツゴー!
■17:00 ― 盛岡発の新幹線で帰る
レンタカーを返して帰ります。時間があったらお土産屋さんをめぐるのもいいね。
■19:15 ― 東京着
ただいま東京
さいごに
遠野物語に宮沢賢治に、本の世界を身近に感じられる旅。楽しそうではないでしょうか…!河童、釣りあげたいですね。
次は秋田県!
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