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#0 フィリピンアイドルと出会うまで

「待って…めちゃくちゃ仲良しで可愛いんだけど…楽しそうすぎん?
 いやしかもみんな顔良くない?…てか曲も好きかも…!」


わたしと音楽

両親の影響で小さい頃から音楽が大好きで、小学生の頃はダンスを習っていて、
中高はドラムを習いながら友達とバンド組んでしょっちゅうライブやってた。
母親の影響でアイドルにもハマり、毎週末、母親とふたりでカラオケオールか、
誰かしらのライブに必ず行っていた。

社会人になってからもずっと音楽は好きでいろんなジャンルを聴いてきた。
HIPHOP、J-POP、K-POP、アカペラグループ、
バンド系(主にJ-ROCK)、EDM系(主にHouse)など…

どんなに忙しくても、病んで鬱になっても、
自分の人生で音楽と切り離された時期は一度もない。
「趣味はなんですか」と聞かれると「寝ることです」と答えていたけど
どう考えても「音楽です」と答えるべきだよなと今は思う。笑
睡眠が趣味ですって、なんて会話下手でつまらん人間なんだろう…

K-POPにハマる [東方神起・BEAST]

母親の影響で中学生の頃、日本のアイドルにハマり、すっかりオタク気質に。
高校生になるとK-POPを聴くようになった。
当時は東方神起(5人の頃)が一番好きだった。

【東方神起】推しはユチョン(左から2番目)

日本以外にもアイドルがいるなんて、周りの子たちは知らないだろう。
しかも歌も上手ければダンスも上手いし、ラップもカッコよかった。
ビジュアルも全員神的にかっこよく見えた。
東方神起にハマってから、少しずつ韓国語に触れるようになった。

その頃、BEASTというグループにも出会った。
初めて見た時の衝撃はいまだに覚えている。
高校生だったわたしは実家のリビングで期末テストの勉強をしながら
Mnetで音楽番組を流し見していた(絶対勉強集中できないよね)。

BEASTがちょうど韓国でデビューしたばかりの頃だった。
コンセプトがかなりわたしの好みで、歌のうまさとビジュアルにも
ものすごい衝撃を受けて、勉強そっちのけですぐに携帯でグループを調べた。
見た瞬間にもうハマっていたと思う。

【BEAST】推しはヒョンスン(左から2番目)

彼らが歌っている内容を理解したくて、彼らの喋ってることを理解したくて、
歌詞をノートにハングルで書き写しては隣のページに和訳した歌詞を書いて、
どの単語がどういう意味で、この文字はこう発音して…
もちろん全て独学。

「えー韓国語??何それ?ダッサ(笑)」

学校の休み時間にもずーっとハングルを勉強していて、
ノートを覗き込んできた同級生たちに本当に言われた言葉。
”いずれ分かるよ〜”って思いながら相手にせず黙々と勉強してたけどね。笑

ちなみにそういう発言をした子たちはみんな
その数年後にはK-POPにすっかりハマっていたのも知ってるし、
さらに韓国人と結婚して韓国に住んでる子までいるんだよね。
まぁわたしはその発言で特に傷付いたりしたわけではないけど、
人の好きなものを悪く言ったっていいことないよな〜と思った。

しばらく追っかけていたけど、グループが分裂したり、推しが脱退したりで
結局、K-POPからは少し距離を置くことになった。

それから自分自身も音楽の専門学校に通ってバンド活動に専念したり、
社会人になり環境も変わり、クラブ通いにハマったり、仕事が忙しくなったり、
アイドルとはまったく縁のない生活を送っていた。

オーディション番組 [日プ・G-EGG]

コロナ禍となり、クラブにも通いづらくなった頃、
母親から「面白いオーディション番組がある」と言われ、
そこで初めてPRODUCE 101 JAPANという番組を知った。

【PRODUCE 101 JAPAN】101人から11人のみがデビューを掴む、韓国発のオーディション番組

コロナ禍で暇ができたこと、もともとオタク気質だったことも相まって
あっという間にハマってしまった。投票も毎日してた。
一緒にクラブ通いしてた友達にも投票お願いしたりなんかもした。

最終的にその番組(日プ)からデビューしたメンバーの中には、
応援していた子たち、わたしの推したちは入っていなかった。
しかし、この日プで脱落した子のうち数人が、
また新たなオーディション番組に途中参戦するとのこと。

最推しの子たちではなかったものの、
それなりに好きで密かに応援していたメンバーだったので、
途中からだったけど見始めて、これもすぐにハマった。
G-EGG という番組だった。

【G-EGG】下段右3名が日プから途中参加

そこでわたしは人生でもかなり大切な1人の推しと出会ったわけだけど、
この子についての話はまたいつか(しないかも)。

このG-EGGという番組でできたNIKというグループ(現在は解散)。
推しも無事メンバー入りし、本格的にNIKを推していく!と決めて
FCに即日入会、Twitterの専用アカウントも作った。

【NIK】推しはTAICHI(後列右から4番目)

推しとの出会い

まだNIKが結成したばかりの頃、
いつもどおり何気なくTwitterを眺めていたらふと目に止まった動画があった。
初めて目にする男の子たちだった。

「ふーん新人グループ?リレーダンス動画使ってメンバー紹介か、なるほどね」

その時はNIK以外には興味のカケラもなかったはず。なのに。

「待って…めちゃくちゃ仲良しで可愛いんだけど…楽しそうすぎん?」

気づいたら動画を最後まで見終わっていた。

「いやしかもみんな顔良くない?…てか曲も好きかも…!」

ものすごくドキドキして興奮している自分がいた。


「…ん?韓国でも、日本でもない…?」


それが、わたしのフィリピンのアイドルとの出会いだった。


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