マロングラッセ
12月。今年もあと1ヶ月になりました。スウェーデンでは珍しく11月の間に雪が降りました。
雪が積もれば、景色も気分もぱっと明るくなります。すでに溶けてしまいましたが、来週あたりにまた降るようで。もともと冬好きの私としては(スウェーデンに来てからは、微妙。笑)、嬉しい限りです。
この間、友達のお家でマロングラッセをご馳走になりました。栗のお菓子は好きだし、嬉しいなーと思って食べてみたら、なんだか分からないけど、衝撃的な美味さでした。聞けば、イタリアミラノの伝統的なお店で、6ヶ月もの間熟成させて作ったものなんだとか。
私もそういう仕事がしたいな、と思います。どんなものかは知っているし、それが良いものだってことも分かっているけれど、実際に出会ってみると、その良さに改めて驚いてしまうようなものを、作れる人でありたい。
6ヶ月手間暇かけたとか、どんな技術を使ったとかは、お客さんにとってはどうでもいいんです。ただ、作り手にとっては大切にしなくてはいけないところ。
私はマロングラッセは作りませんが、私が衝撃を受けた味、のような音、を目指して、これからもがんばりたいと思った日でした。
日々の中から、いかにヒントを見つけて自分に取り込んでいけるかっていうのも、もしかしたら大事かもしれません。
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