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高校生の頃好きだったもの、一生好きってことない?

東北大学で土木を学んでいる友達がいる。
なんだかんだ会わない時期があったものの、
いまはお互いの道をリスペクトし会えるようになっていると思う。

「大学に入って、
自分には向いてないんじゃないかって思うこともあったけど、今では高校の時進路を選んだ自分グッジョブって思ってるんだよね。」

彼女は高校の頃から地元の駅で新幹線を眺めるのが好きだったらしい。
小学校の頃は丘の上の高い方に登って何をするでもなく風を感じていた。

歩いて行ける範囲にある地蔵に名前をつけて、七福神マップと名付けてただ散歩した。大体遊ぶ約束をしても、目的がなかった。
ひどい時は、氷を口に入れてビリーズブートキャンプを踊った。
なにそれ。笑

わたしはね、
彼女が高校時代のわたしグッジョブ、って言いながらずっと見にきたかった二子玉を眺めている姿を見て、
どこか安心した。
嬉しかった。


自分の好きなものをちゃんと愛しながら
生きている。
そしてそれを、受け入れ始めている。

お互い好きなものがあって、
それを受け入れて、
ちゃんと好きなものに素直に生きていく方法を、
それぞれに模索している。
わたしは、高校生の頃から歌うことが好きだった。合唱部で歌ったり、弾き語りユニットでとにかく歌ったり。
あの頃から、好きなものなんて変わらない。
自分の未来に可能性を感じていた私たちが見たあの頃の夢は、実は私たちの背中をずっと押しているのかもね。




好きなものを、諦めてない。
ちゃんと受け入れて、
ちょっと恥ずかしくて俯きながら、
私たちは大人になった。




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