【新宿/珈琲西武】 心の話をするなら

新宿南口か、東口から歩いて5分ほど。
ゲームセンターや家電量販店のある街の2階。
珈琲西武。

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いつもはクリームソーダか、ホットコーヒーを頼む。
おすすめはケーキセット。飲み物とケーキを頼んで1000円弱。

おなかがすいているときはナポリタンもいいし、ピザトーストもいい。

気をつけなきゃいけないのは、
プリンアラモード。
プリンが食べたくて頼んだのに。
アラモードのあまりのボリュームに思わず笑いが止まらなくなる。

プリン、埋まってた。(笑)

おすすめは2階の喫煙席。
腰の低い赤い椅子と、
いい感じに年季の入った小さなテーブル。
喫煙の煙が心地よくて
その時間は何を話してもいいような、許してもらえるような
そんな不思議な気持ちになる。

椅子と机と、相手との距離感は
心の話をする上では実はかなり重要。

一呼吸おいて話せる、いい具合の距離感がもうここにはあって。

そんな空間に、身を置くことから私たちの心の話ははじまる。

大学時代からの親友、りととの合言葉はいつからか
「西武しよ」
になっていた。
新宿近郊で育ったシティーガールのりとが
この喫茶店を教えてくれたのがきっかけだった。
3年前くらいのことかな。

ここでりとを待つ時間が、人生においてとてもグッとくる。
ワクワクと安心感と未来への期待感、そしてりとへの信頼感、
友達がいることへの喜び。
私たちは、会った瞬間から止まらない、心の話をする。
話さなくてもわかることも多くあるから、
お互いの顔を見て、

「今の私どう見える？」
「～～～～～」
「・・・だよね。」

「これからどうしたらいいかな？」
「～～～～～」
「・・・だよね。」

みたいな、近況報告をする。
落ち着いて、相手の状況を見て、
落ち着いて、それを愛することができる。

盛り上がってくると、今度は未来の話。
相手の状況と状態と、心の話ができるようなってくると、
占い師のように未来のことも見えてくる。

「かほ、～～と付き合うと思うよ」
「なんで？」
「彼とのデートの話してるかほ、幸せそうに見える。」

「りと、もう無理しないほうがいいよ」
「なんで」
「話してる間、ずっと下向いてる」

話の切り口はこんな感じだけど、
お互いのタイミングと、納得感を大切にしながら、
心のキャッチボールができる。

私たちの共通点は、
どんな言葉からも状況からも、絶対に逃げないこと。
それが私たちの愛。
時に苦しくて、逃げたくなるし、涙が止まらなくなる。
でも、そんな自分とも、そんな時をも愛してくれる人との出会いが
人生の勇気になる。
「かほ、絶対にダメ、目を覚ましな」
と言われるときはまだまし。
冷ややかなまなざしを送られ始めたらハッとする。
「りと、やめるわ、私、無理してるわ。」
そんな具合で、目を覚ます。
私が私らしい生き方をやめようとすると必ず
「西武しよ」
のラインが来る。

いつもありがとう。