大人になってできるようになったことを数えた。
一緒に暮らし始めた彼は、自分に対する過小評価がひどい、正直一緒にいて疲れるレベル。なんで自分のことを自分で認めることができないんだろう、やったこと、できるようになったこと、誰も認めてくれなくなった今だからこそ、自分で認めていく必要がきっとあるのに。
私がどれだけ認めていても、彼は自分で自分のことを評価できないモードになると止まらない。
よくよく話を聞いていると、本人が一番それに苦しんでいるようだった。
昨日の夜彼と話しながら、自分自身でも考えてみた。私が大人になってからできるようになったことって、なんだろうって。
結構大きいのが、
・信じること。
・悲しい自分を愛すること。
・自己納得感に夢中であること。
感受性が豊かだったり、愛のオタクだったり、コツコツ何かを続けるのが好きだったりというのは割と元々の正確なので、ここでは割愛です。
大人になる過程で、とことん幸せと向き合って、チャレンジし続けてきた気がする。満たされる感覚、愛される感覚、感謝する感覚。恋や愛や旅を通して、たくさん体得してきた。
自己納得感を持てるかどうか、常に自分の心に素直であり続けられるかどうかこれを毎日確認するのもとても重要なことだった。
あと、当たり前の今に当たり前だと豪語するようになったら要注意。世界一周していた頃のことを思い出したり、帰ってきた時の安心感を思い出して一呼吸つく。美しい地球にただ生まれ落ちたこと、自然と共に生きていることなどを感じる。
そして、悲しい自分を愛すること。どこか強がって、頭を使ってなんでもなんとなく乗り越えてきてしまっていた私にとってはとても大きな学びだった。
ただ、悲しいことを自分で受け入れる。お気に入りのぬいぐるみを抱きしめる時のように、悲しいなあ。って呟く。そうやっているうちに、だんだん悲しい自分を愛せるようになってきて。
いつの間にか悲しんでいる人のそばにいても、変な強さで押し通したりせず、そっと手を取れるようになった気がする。
文字通り、強くなれた。
大人になってできるようになったことって、いくつありますか?何かありますか。きっと一生懸命素直に生きていれば、言葉にならなくてもそれぞれに絶対あると思うのです。
誰も褒めてくれなくなった今だから、ちゃんと言葉にしたり、自分で自分を褒めたりすることって大切だなって思います。
とりあえず今夜は、今日彼にできるようになったこと、やったことをのんびり話してもらおうと思うのです。そうやって大人になって、そうやって人生を愛する。
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