絶対的な愛ゾーン
私には大学時代のとても大切な親友がいます。アカペラサークルで出会った友達です。大学に入ってすぐ、私とその友達とあと男の子3人でバンドを組みました。
大学一年生の頃の私は、うまく大学生になじめず周りの人ほとんど全てを疑っていたように思います。この人を信じて本気になっていいのかって、めちゃくちゃに疑っていました。実際、信じたいと思えるものに出会えていなかったんだと思います。みんな、なんとなくで生きていて、みんな、嘘っぽくて、私の人生をかけてたまるか、くらいに思っていたと思います。笑
そんな私の態度は、いつしか周りに不信感を与えるようになっていってバンドの仲間を困らせました。今では親友のその子が、ある時呼び出してくれて本音で話してくれたんです。
「かほはなんでこういう態度なの?本気じゃないの?」って
その時の私は私で、
「今まで、バンドのメンバーでさえ信じていいのかわからなくて、疑っていた。本気を出していいのか、わからない、」
と答えるわけです。素直すぎです。
素直でしかいられなかった私たちは、そのまま泣きじゃくりながら話しました。サイゼの営業時間を終了して追い出されたあとも、正直どうやって帰ったのか覚えてないんだけど、多分終電はなかった。
そうやって、本気で向き合ってくれたのがその親友で、本気で向き合い、見守ってくれていたのが当時のバンドメンバーなんです。
私はその人たちのことが家族のように大切で大好きで、この時間とこの関係が一生続けばいいのにって本気で思っています。多分、当時の私の本気を受け止めてくれていたみんななら、私の本気を馬鹿にはしないんだろうなって思えます。
でもなんか、うまく歯車が噛み合わずで、なかなか会えません。恋愛でごたついたりもよくするしね。笑
私は時々弱気になって、「もうみんなで会えないのかな」って親友に話すのです。
「絶対大丈夫。また会える」
あの時私が本気になっていいと思えた親友の言葉は絶対的なんです。
彼女には、時空も他人も関係ない、絶対に大切なものゾーンがあって、そこに入ると、時空も他人も、時代も関係も関係ない愛の世界に入り込めるのです。彼女の愛はすごい。映画になるレベル。
いつも尊敬しているしずっとそばにいて欲しいし、そう思いあえる関係を一生懸命作り上げたことこそが大学時代得たものだと言えるくらい大切な人です。
時々彼女の頑固でネジ外れちゃってくらいのしっかりとした愛のゾーンに入れてもらって、癒されて安心して、エネルギーをもらってる。
久しぶりに会いたいな。