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痛い鋭い嘘のような言葉

言葉は下手すると嘘になる、
言葉は下手すると人を傷つける、
言葉は下手すると痛い。
私は下手してないなんて、いつも言い切れない。
ノートを書いている限り、下手してる気もする。



言葉を愛そうとくればするほど、
言葉と距離を取りたくなる、
私が使う言葉は嘘のような気がしてしまう。




この間の夜、

なぜか言葉に傷ついてしまった。
その人のすべてを感じるよりも
言葉をそのまま受け取ってしまうのは、
オンラインだから仕方ないのかもしれない。
その人は、いったいどう言う表情で、どんな眉毛でどんな声でそう言ったのかはわからない。
事実として残ったのは、
言葉が痛く突き刺さったと言うことだけ。
なんとも、悲しい。



その人は言葉を大切にする人だと思っていた。
言葉を大切にしているのかもしれないけれど、
その先の人のことは見えていないのだと思った。
いつだって言葉の向こう側には人がいること、
言葉は全てじゃないと言う謙虚さを持つことが大切。

全てを伝えたいと思うなら、
できれば会う努力が必要、
それができない世界なら、きっとアートが必要。




言葉を愛するほどに、
嘘じゃない自分だけがただ存在する。
それが私であって、どんな時も、
私は私を受け入れる。

今の私はこう。前に進んでいる。愛するものがある。大丈夫。
それに、大丈夫、ちゃんと愛を持って伝えてくれる人のことを、私は知ってる。その眼差しであれば、信じられるのに。
嘘みたいに悲しい言葉だけ、
梅雨の雨と一緒にそっと流しておく。

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