素直になったら泣いちゃって。
最近曲をつくりはじめました。
曲ができると、なぜか涙が出てくるのです。でもそれは、心の汗というか、心の結晶のようなもので、こうして、心は形を持って世界に出ていくのかもしれないと感じるのです。
幾つか曲を作っているうちに、なぜか涙が出てくる曲を作れた時は、とってもいい曲ができた時なんだって思えるのです。
心がちゃんと結晶になってるって思えるのです。
思えば、お父さんを説得したい時も、私は嘘一つつかずに素直に喧嘩してきました。素直な気持ちを話す時は、もちろん大号泣、親友と喧嘩をしたらお互い涙と鼻水でぐちゅぐちゅになるまで話して、ハグをするまでが一連の流れ。
私の大切な人はみんな、私の涙をちゃんと受け取ってくれた。そうやってとてつもない信頼関係と絆を幾つか手にしてきた気がする。
前に付き合っていた人に、勇気を出して素直な気持ちを話した時、黙って首を振られて、そうじゃないとだけ言われたことも覚えています。私がどれだけ心をふりしぼっても、伝わらない人もいて、そういう人と一緒にいると私の心は萎縮したり傷ついたりするんだなってことも知りました。
あのとき、そうやって別れられらたことを今ではよかったなとさえも思うのです。あれ以上、私は私のことを傷つけなくて済んだし、昔の彼のことも傷つけなくて済んだ。
今付き合っている人は、素直な気持ちを泣きながら話している時も、ちゃんと受け止めてくれます。彼のTシャツで、なんども涙と鼻水を拭いたけど、それさえも笑ってくるような人です。ありがたい。
ちゃんと傷ついたから、絶対に逃げない人をちゃんと選べた。私は私の心を守って、いい歌を作るためにも、私の素直な気持ちをちゃんと受け取ってくれる人たちのそばにいたいと思うのです。いる必要があるのです。
恋人、友達、家族、フォロワーのみなさんが、どれだけ強くて、心優しくて、素直な人か、私には計り知れないけれど、少なくとも私が私らしくいられる理由です。
怖がらないで、逃げないで、ちゃんと受け取ってくれて、ありがとう。今眠っている彼のことも、そう思っている。私がこうやって書いていることを伝える時もきっと、微笑んでくれると信じられる。そうやって人生は続いていくのだろうな。
心をたくさん結晶にして、一刻も早くちゃんと、世に出せる人でありたい。
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