愛に関係は関係ない　＠タイ/バンコク

こんばんは。こんなご時世でも、少しでも思考の中に平和や安らぎや愛の瞬間が生まれることを願って、世界一周していた時の思い出を丁寧に振り返ろうと思います。思い出せる限り、載せられる限りたくさんの写真と一緒に。

世界中にあった愛は、世界がどうなろうとも、消えたりしないから。

でも、見えなくなるのは、悲しいから。平和や愛、こういう時間にフォーカスすることは、不安や悲しみでいっぱいの世界に効く薬になるかもしれない、そう願って書きます。

今では夢みたいな頃の話。

世界一周1日目、前日までそれぞれキャンプに行っていた私たち、初日からノープランです。動画を撮りながら旅をしていた私たち。

わたしは、動画を撮っている最中に旅の相方みえる子にお手紙を渡すサプライズをしました。これから90日間よろしくねって。結構ハードな高校生活を共にした私たちには、絆と信頼があった。旅のプランはなかったけどそれだけで十分だった気がする。

タイの空港に着くと、みえる子の友達のギップがお出迎えに来てくれた。二人のハグの瞬間、嬉しかった。

ギップのお父さんは、タイでタクシードライバーをしているそうで、私たちのことを空港から街まで送迎してくれました。

ギップのお父さんとお母さんは、どうやら離婚しているようで、お父さんは家にはあがれないとのこと。

でもね、お父さんがギップを見るまなざしで家族という関係に関係なく、ギップは愛されているんだってことを知るわけです。

私たちによくしてくれたのも、きっとギップからのお願いだったからなのかも。そう思うと、愛されて育ってきたギップのことを、私たちは友達として大切にしなきゃって思えるのです。

家に着くとお母さんがお出迎えしてくれました。

タイで初めて食べた食べ物が、まさかの手料理。超地元っていうか、超現地っていうか、リアルっていうか。ギップが好きだという料理が並んでいて、たくさん紹介してくれました。

タイ料理好きのわたし。感動するのが早い。

カラオケが趣味だというお母さんと一緒に謎の盆踊り。このお母さんは、きっと自分のことを愛するのがうまい。だからきっと、ギップのこともこうして愛してくれるのだと思う。手料理や、この笑顔からして、自分の人生を愛するプロだということがわかる。やっぱりお母ちゃんは、こうでなくっちゃね。

お母さんの愛とお父さんの愛を、ギップを通してそのまま受け取った。

国も言葉も超えたけど、父の娘へのまなざしはいつだって愛に溢れている。お母さんはいつだって、私たちの愛の見本。

今もインスタで、元気にカラオケしてるのをみると嬉しくなります。

遠い地でも、どうかお体にお気をつけて。ウイルスに負けないで！！！