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騙されやすい、じゃなくて信じてくれてた。
わたしの母は騙されやすい、
と思っていた。
今までたくさんの小さな嘘をついてきてしまった。
母は嘘も方便と言って笑っていたし、
まあいいんじゃないかって思ってしまっていたところもある。
小さな嘘をついていくと、
だんだん素直になるのが難しくなっちゃう。
ほんとによくないことをしていたな。
久々に実家に帰ってきてわかった。
母は、騙されやすいんじゃない。
わたしのことを信じてくれていた。
いつもどんなときも、少しも疑わなかったんだ。
そんな母のことを少しずつ少しずつ裏切っていたのだと思うと、申し訳ない気持ちになる。
怒ってないのに怒ってると言ったこと、
虫歯がたくさんあったのに、あんまりなかったと言ったこと、
友達と会うと言って彼氏に会ってたりしたこと。
もうたくさんありすぎて、ちゃんと思い出せない。
でも、タイミングがあったらちゃんと話すんだ。
母の日に手紙を送った。
母は、わたしからの手紙を、お守りだと言って大切にしてくれているらしい。
信じるという愛を、裏切ってしまった罪悪感に浸って過ごすより、
たくさん信じられる人であって欲しいと願ってくれるのが、
わたしの母だということもわかる。
だからわたしは、愛する人を、大切な友達を、家族を、どこまでも信じていたい。
嘘をついてもいいよ。気づかないから。ってね。笑