【第2回 #芋煮杯オフ 優勝】使用構築 オフレポ 選出誘導パトラセグ
カルーアと申します。
第2回芋煮杯オフお疲れ様でした！
11月3日に開催された芋煮杯オフ優勝という事で、構築記事と当日の対戦内容について書かせていただきます。
構築作成経緯
いわゆる“社会人スタン”と呼ばれる並び(ガッサパトラミミブリセグサザン)を模倣して使用していた際に、クエスパトラの加速バトンが強力な一方で、対クエスパトラの包囲網が敷かれていることに気付いた。
そこで、加速バトンを活かしつつ、クエスパトラの強い選出誘導力を利用した構築を作成することとした。
まず、クエスパトラが現環境どの構築にもいるサーフゴーやブリジュラス等の鋼タイプを初手に誘いやすいため、それらに強い地面テラスチョッキセグレイブを採用(結果的に社会人スタンから続投)。
また、特性天然のポケモンが相手の裏に控えてることも多く、それらを倒すことのできるノーマルテラスシルクのスカーフ赫月ガチグマを採用。
社会人スタンの並び通りに持久力ハーブエレビのブリジュラスを使用していたが、見えない地面テラスに悩まされたため、自分には扱えないと感じた。代わりに持久力と同じように相手の技にリスクを付けられる特性である毒化粧を持っていること、ブリジュラスより速い特殊打点あることを評価してキラフロルをハーブメテビの型で採用。
ここまででミミッキュやガブリアス、セグレイブ等が重かったため、型破りという強特性を持ちながら耐性の優秀な風船デカヌチャンを採用。
ラスト1枠は、イエニューラやバトン構築に対して強く出られる悪テラスヘイラッシャを採用。
構築が完成した。
コンセプト
クエスパトラとキラフロルの選出誘導力を利用し初手チョッキセグレイブで荒らす
クエスパトラの加速バトンとルミナコリジョンのDダウンを活かし裏のフィニッシャーに繋げる
個体紹介
※選出画面で見れる構築の並び順で記載しますが、上記の採用順で見た方が内容は入って来やすいかもしれないです。
キラフロル @ パワフルハーブ
テラスタイプ: くさ
特性: どくげしょう
性格: おくびょう
159(4)-x-110-182(252)-101-151(252)
メテオビーム / ヘドロウェーブ / エナジーボール / だいちのちから
CS:振り切り
H:あまり
特殊火力が高く、ブリより速いポケモンとしてマッチし採用したポケモン。
クエスのルミコリでDダウンさせた後ラストに出すことが多い。オモダカさんリスペクト。
このポケモンが居ることで特殊技を使用するポケモンが初手に出されやすくなるため、初手チョッキセグの価値が更に上がるシナジーもある。
地面半減、エナボの威力強化のための草テラス。
ガチグマ(赫月) @ シルクのスカーフ
テラスタイプ: ノーマル
特性: しんがん
性格: ひかえめ
203(116)-67-140-205(252)-85-90(140) *A0
ブラッドムーン / ハイパーボイス / うそなき / つきのひかり
S:ラウドボーン意識で高め
C:振り切り
H:あまり
受け破壊要員。
月の光で回復しつつ嘘泣きを絡めることで、受けを破壊することが出来る。
加速バトンをした時の無敵感が凄まじい。
テラス・シルスカの火力強化もさながら、セグのお陰で鋼タイプのポケモンにテラスが切られることも多く、地面打点が欲しい場面はなかった。
ブラムハイボ強化のノーマルテラス。
ヘイラッシャ @ たべのこし
テラスタイプ: あく
特性: てんねん
性格: わんぱく
257(252)-120-154(36)-x-113(220)-55
ウェーブタックル / あくび / のろい / まもる
HD厚め、B11n
(調整は強者の方の記事からそのまま引用したので、意図自体は不明です。)
構築作成経緯に記載した通り、イエニューラやバトン構築に対するメタ。
特性天然のお陰で選出画面において物理積みアタッカーの抑制をすることも出来る。
イエアルマのワイフォ、クエスのルミコリ・アシパ、アマガのつけあがる意識の悪テラス。
デカヌチャン @ ふうせん
テラスタイプ: はがね
特性: かたやぶり
性格: ようき
161(4)-127(252)-97-x-125-160(252)
デカハンマー / はたきおとす / つるぎのまい / アンコール
AS:振り切り
H:あまり
裏のエース。
ルミコリDダウンの恩恵は受けられないが、特性・耐性・技の優秀さから痒い所に手が届くポケモンであった。
対グライのルートが一つ増えるのも嬉しいポイント。
デカハン強化、鋼技に耐性のつく鋼テラス。
ステラや悪でもそれぞれの強みを活かせそう。
セグレイブ @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: じめん
特性: ねつこうかん
性格: いじっぱり
215(196)-216(252)-112-x-106-115(60)
つららおとし / じしん / かわらわり / こおりのつぶて
S:最速赫月ガチグマ抜き
A:振り切り
H:あまり
鋼タイプのポケモンが選出画面で見えたら初手に投げ、対面したら地面テラスを切って地震を撃つ。
環境にセグが多い訳でも無いからか、鋼タイプのポケモンのテラスが飛行の割合が多かったり、選出画面で見たときに初手セグに誰も引けないように見える構築もあったりと、とても環境に刺さっているように思えた。
かわらわりの枠は巨剣突撃も候補ではあったが、壁破壊の役割やノマテラガチグマへの良い打点となるため、この構成となった。
地震強化の地面テラス。
クエスパトラ @ きあいのタスキ
テラスタイプ: ほのお
特性: かそく
性格: ひかえめ
171(4)-x-107(212)-165(228)-80-133(60)
ルミナコリジョン / テラバースト / まもる / バトンタッチ
S:準速カイリュー抜き
C:11nで高く
B:陽気鉢巻ドラパルトのドラゴンアロー、意地カイリューのスケイルショット5回を耐える
H:あまり
構築の組み始めであるバトン役。
加速をそのままバトンしたり、ルミコリでDダウンさせて裏の特殊アタッカーへ繋ぐ。
ルミコリが強すぎるあまり警戒せざるを得ないため、強い選出誘導力を持っていた。
そのため、選出画面でプランが立てやすく、対戦内容でも大きく勝利に貢献してくれた間違いなく本構築のMVP。
ハッサム意識の炎テラス。
選出
初手セグレイブ+クエスパトラ@1
たまに初手クエスパトラ@2
他臨機応変に。
重いポケモン
初手セグ選出する構築に居るテラス前後どちらにも打点があるポケモン(けたぐりマスカーニャ、アシレーヌ等)
ミラーアーマーのアーマーガア
ブラッキー
もし、構築について何か質問があれば、Twitter(現X)@kahluamilk_pokeのDMまで。
オフ振り返り
会場の様子などなど。
芋煮杯サーバーの「芋煮杯オフフリー写真」チャンネルから一部拝借しております。
第1回のレポもあったりします(宣伝)
予選リーグ
自分と同じく関東からの遠征勢、自分の出身大学に在学中の後輩(話を聞いたところ学部学科も同じだそう)、じゃがりこ開封動画で有名な方もいたりと、メンバーが揃った後には激戦が予想されました！
予選での戦績はと言うと、開幕3連勝して流れに乗る中、連続で不甲斐ない対戦をして負け。午前3-2。
午後の初戦も負けてしまい、3-3で後がない状態に。
ですがそこから残り2連勝して5-3。
残りの対戦の結果を待つ事に。
結果はこちら。
6-2の方2人が抜け確定からの5-3で3人並び、直対の結果自分が3位抜け！
ギリギリでしたが、前回に引き続き予選抜けした事を喜んでいました。
5-3で並んでいた、後輩にあたるりじぽけくんと以前別オフでお会いしていたもにたさんの応援を受けてトーナメントに臨む事に。
トーナメント
◻︎1回戦
pluckさん
竜舞芋煮バトンをしてきていた方。
受け寄りの構築に見えたので、パトラと赫月ガチグマは確定。ブリがいたのでプラン通りに、ということで初手にセグを置きました。
最後の最後でラッシャに捲られそうになったけど、赫月ガチグマで全破壊して勝ち！
◻︎2回戦
もやしきのこさん
関東のオフでもよく見かけるお強い方。
先日のとあるオフで対戦して勝っていたのでイメージは悪くない。
選出画面に移るとガチガチの受けループの並び…。
1回戦と同じくパトラ赫月ガチグマは確定で、毒菱回収兼ラウボを重めに見たかったのでフロルを選出しました。
赫月ガチグマで全員崩して勝ち！と思っていましたがラウボに阻まれそうも行かず、最終的にはパトラで魂の2連守るを決めて最後詰めてギリギリの勝利でした…！
◻︎3回戦
ニハチさん
前回の芋煮杯の予選で対戦し、その後別オフでお会いしたりで仲良くしてる方。
こちらも受け寄りの構築だったので、パトラ赫月ガチグマは確定。 この2体だとサフゴだけ対処が面倒だったのでセグを選出しました。初手セグに引けそうなアマガとラッシャがいたのでセグは裏置き。
赫月ガチグマで上手く崩して最後はセグパトラで対面的に倒して勝ち！
(だったと思う。初戦からずっとカロリーが高い対戦が続いたからかこの辺りから対戦の記憶が曖昧です…)
---ここからBO3---
◻︎準決勝
みたけさん
初対面でしたが、手を怪我していたのが自己紹介タイムで印象的だった方。
みたけさんも前回ベスト8だったらしく、お互い順位更新しましたね！なんて話をしつつ対戦スタート。
構築は、マスカ・ドラパ・赫月ガチグマ・カイリュー・サフゴ・ブリというスタンにドラパが入ってる構築でした。
・1戦目
こちらの選出はセグパトラフロル。
初手セグで荒らしまくって勝ち。
・2戦目
選出を変える理由もなかったので選出は続投。
1戦目で見えなかったサフゴの技に感心しつつ、相手の裏の赫月ガチグマを突破出来ずに負け。
・3戦目
フロルがあまり刺さってないと感じたので、裏は赫月ガチグマに。2戦連続でブリが出てきていなかったので、デカヌを初手に置きました。あとは中継役のパトラを選出。
相手は初手ブリだったので想定外でしたが、パトラ引きからルミコリでDダウンさせ、こちらの赫月ガチグマの圧でテラスを切らせて上手く倒し、マスカにリフストを撃たれて唖然とするも、3戦目は相手の赫月ガチグマを乗り越え何とか勝ち！
(配信に映っていたので言いますがマスカは眼鏡だったそう)
2-1で辛くも勝利！決勝へ。
準決勝進出の時点で配信卓は確定してましたが、まさか決勝で配信に乗れるとはという感じでした。
決勝配信卓
配信卓の様子はこちら↓46分頃から決勝。
ここから文量多めかも
JACKさん
前回も参加してたので前回準優勝されていた事を存じてました。こういった場で2回連続決勝の舞台に来ていて、しかも予選9-0とのことで流石としか言えなかったです。
構築は、メタグロス・ガブ・ミミ・アロキュウ・サフゴ・赫月ガチグマとメタグロスは目立ちますが、壁構築の中でもスタンダードな構築だなといった印象でした。
・1戦目
鋼タイプであり、更にステロ撒きに見えるメタグロス、そしてアロキュウがいたので、初手セグとしました。
また、アロキュウの壁を誤魔化した後に加速バトンをすれば剣舞デカヌでほとんど破壊できるように見えたので、パトラ、デカヌを裏に置きました。
対戦内容はとりあえずコレ。
正直ここまでいくと美味しいまである。
でも、2戦目のあの展開になったのは上記で挙げた情報を見せた事が起因していそうなので、何とも言えなかったり…
・2戦目
流れを変えるためにも攻め方を変える必要があると思い、初手セグでは無くほとんどのポケモンにテラス込みで有利が取れそう、あわよくば毒菱を撒けそうなフロルを初手にし、2,3番手は変わらずパトラとデカヌにしました。
アロキュウ引きにヘドウェを合わせるなど序盤こそ有利に立ち回れたものの、襷パトラと風船デカヌを見せた後に出てくるガブリアスが不穏過ぎました。
スケショでS上昇されるのも負け筋になり得るので、ガブ対面はデカヌ引きを徹底してましたが、案の定炎テラバでデカヌが燃やされ、ラス1剣舞を積んだガブ対襷パトラ。
スケショがあるなら避けるしか無いなと思いつつ一旦守るを選択、スケショありますよね…。
2連凍り引いたんだし避けてくれ！と思いつつ、こちらはルミコリ連打するしかないのでルミコリを選択。
避けた！！！これで1-1！！！
スケショが外れたのを確信した瞬間、思わず手をパンっと叩いてしまいました。
ちなみに配信にもその音が乗ってます。
今になって状況だけ整理するとフロルを寝かせた後は剣舞読みでパトラ引きからの、守る→バトンでデカヌに繋いでアンコールでバトンのターンに炎テラバ以外は勝ち、最悪撃たれても同様の状況に持ち込めたのですが、短時間でそこまでのケアと頭が回るはずもなく…
・3戦目
ここまでの2戦で初手セグが一番刺さっていると感じたので初手セグから。パトラを中継役とし、ほとんどポケモンの攻撃を1発は耐えそうな赫月ガチグマを3番手に置いて、選出完了としました。
相手は初手アロキュウ。かわらわりを既に見せているので、1ターン目から壁は張らないだろうと地震スタート。2ターン目にかわらわりを選択したところ、壁を張ってきていたので流れが来てるのを確信していました。
かわらわりをアンコールされたものの、一番脅威であるガブはいなさそう、他のポケモンは引きを見てからで良いと判断し、居座りを選択していました。
アンコールが切れるタイミングが良く、セグがサフゴの上を取っていたのもあり、後はパトラと赫月ガチグマで詰めて勝ち！
オフ初優勝！！！！！
ここまで読んでくれた方の中で気付いた方もいらっしゃると思いますが、相手の赫月ガチグマのあくびに対してバトンでは無く素引きしたターンは明らかなプレミでした。
あそこでバトンできてたら爆速赫月ガチグマを爆誕させられたのにそれを見せられなかったのだけ後悔です…
ダメ計した結果ほぼ勝ってるのでこれに関しては許容って事で！
改めて、決勝で対戦したJACKさん、対戦ありがとうございました！
二次会
勝利の美酒は美味い！と言いたいところですが、この体力が残ってない状態でタダでさえ酒が弱いので、初っ端からジンジャーエールを頂いておりました。
芋煮杯という名前の通りに芋煮を食べました。戦いを勝ち抜いた後、尚更沁みる…
大学時代山形に住んでいましたが、芋煮といえばBBQのように河川敷で作って食べるものでしかなく、お店で食べるのは実は初めてでした！
体力が残っていなく最初に座った席にずっと居ましたが、いろんな方におめでとうを頂いてありがたい限りでした！(むしろ自分が席を周れたらと後悔してます…)
感想
今まで準優勝やベスト4は経験したものの、オフの優勝は初めてだったのでとても嬉しく思ってます。
自分自身、縁のある山形の地でオフ初優勝を挙げられたので、運命というか何というか、そういうものを感じざるを得ませんでした。
密かに目標としていた、配信卓で会場を沸かせる(どのような方法でも良い)を達成できたのも満足です！
改めまして、リホウさんを始めとした運営の皆さん、対戦して下さった皆さん、一緒に行き帰りの新幹線を共にしてくれたニコたっちゃん、勝ちすぎてソワソワしてる中声をかけてくださった@コさん、ふのものさん、お雑煮さん、二次会で声を掛けて下さった皆さん、ありがとうございました！
最後まで読んでいただき、ありがとうございました！
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