右腕論序章
転職の多い私の社会人歴の途中から、私は自分がトップになる人間ではなく、ボスの求めていることを先回りして資料を作ったり、使いにくい書類を改善したりということが得意でみんなに喜ばれるということに気づきだしました。
職業で言えば秘書なのでしょうが、面接でガチガチになるし、緊張感するとお茶を出す手も震えてしまう(笑)私にとって、秘書の上級試験はなかなかのハードルで、受けたこともありますが、それも何か違うなと考えたりしていました。
子育てが落ち着く頃に、何か動き出したいと考え出した私に、素晴らしい機会をくれたのは、今もビジネスパートナーとして活躍してくれている今井絵理ちゃん。
自分の頭を整理するブレストをやろうという企画に、子供の体調不良で急遽参加できなかった私と、遠方の友人と3人で夜中にzoomを使ってそれぞれの自分について話した日。
口をついて出た言葉が、「私は右腕タイプだと思う」でした。いわゆる参謀タイプとも言うのでしょうか。
恐らく私が社長の会社を作ってもうまくいかなくて、優秀な社長の横にいることで、お互いに最高のパフォーマンスを出せるような、そんな感じの方がきっと合っているとハッキリ気づいたのです。
転職歴が多すぎて、履歴書を書いて説明するのも面倒に感じ、もう就職はしたくなかった私にとって、社長に向いていないと気づいた時、この致命的な特性をちょっと恨めしく思い、こんな私が就職しない人生を送れるのか?と不安になりました。
長くなりそうなので、続きはまた明日に。
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