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13個の文字…そもそも文字は不要だった*ハワイ語の文法 1*

私がnoteを始めてみようと思ったきっかけである、「ハワイ語の文法まとめノート」の1つめです。

(今までInstagramやFacebookなどに日々のことは書いていたけど、「ハワイ語とハワイでの生活」という括りで書きたいことがいっぱいあったんだなーと、ここまで書いてきて気づきました。でも文法noteも、ここから地道に続けていく!)

ハワイ語は、表記としてはアルファベットを使用しますが、もともとは口語のみの言語です。そのため「太古のハワイアンが記した記録が文字として発掘された…!」というものは、ありません。

1820年頃にミッショナリー(宣教師。イメージとしては欧米人と言ってもいいのか?)がハワイに来たことから、口語文化であったハワイ語の「文字起こし」が始まります。ミッショナリー(アメリカ人の)は英語を使用するわけなので、そこで、アルファベットがハワイ語に適用されていった(…と、私は解釈している。)

この頃のハワイは、もちろんまだアメリカではなく、ハワイ王国(Kingdom of Hawaiʻi/カメハメハ王朝)の頃です。でも、いわゆるアルファベットでの文字起こし?文法としての整理?が始まった(…と、今のところの解釈。)

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英語でアルファベットは26個。

ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ(ABCの歌をイメージしつつ、英語アルファベット26文字)

ハワイ語は13個。

A・・・E・・ HI・KLMNOP・・・・U・W・・・(ハワイ語での表記で使うアルファベットたち。これ以外は表記として使用しません。)

…数えてみると、ハワイ語の表記で使うアルファベットは12個??

13個めのハワイ語の「文字」は「ʻ」…この「チョンッ」とした記号。「オキナ」と読みます。(note上はフォントの関係か、英語のアポストロフィー「'」に見えるかも。正しくは、アポストロフィーが左に向かってチョンッなら、ハワイ語のオキナは右に向かってチョンッです。)

ハワイ語を習い始めてすぐは、この「ʻ」を文字としてなかなか認識できなくて、別の文法上の決まりで引っかかって何回か「??」ってなることがあった。(その決まりごとは、次回に書く。)

でも、この記号「ʻ」が単語に入っていても、それは「オキナ」と発音するわけではないのです。

この「オキナ」は発音上で特に大切な文字です。「ʻ」…この「チョンッ」とした記号「オキナ」があると、そこは一瞬だけ区切ったように読みます。

タコ = heʻe

読み方は、日本人に優しいローマ字読みなので「ヘエ」と読むけど、「ʻ」が間に入っているので「ヘ・エ」みたいなイメージで、一瞬の区切りが入る発音です。(「ʻ」の呼称は「オキナ」だけど、heʻeという単語を「ヘ オキナ エ」とは読まない。)

さらに細かいですが、「アメリカのハワイ州」としてのハワイの表記は、おなじみ「Hawaii」

でも、ハワイ語で「ハワイ」と書くときは、オキナが入って「Hawaiʻi」…と、最後の2つの「アイ」の間にオキナが入るのです。

これも、ハワイ語を学ぶ前は「これは昔の表記か、シンボル的な意味で、オキナ「ʻ」はあっても無くてもいいのかな?」…くらいに思っていました。しかし以前、ハワイ生まれハワイ育ちの英語の先生に提出したテストのエッセイ(小論文)で、全て「Hawaii」と書いたところ、全部の箇所で減点となり、だいぶ得点を失った思い出が。

言語はその土地の歴史と文化を表すものだから、少しの違いで何かが変わってしまう。だから、ちょっとした表現や文法も大切にしていきたいと思います。


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kahale uchi
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