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お焼き
信州のお焼きにも色々あり
好みとか、その地域にそぐう方法で作られたり
一言では言えないのだけれど
大きな違いは皮だろうと思う。
随分前、善光寺の門前で二種類買って、一つは小麦粉のみの皮で、もう一つはふっくらさせていた。
小麦粉のみが好みだった。
あれから様々食した。
イースト入れたのもあれば、天然酵母は松本の鷹匠庵、重曹やベーキングパウダーとかのふくらし粉入れてるところもある。
あれやこれやと作ってみると、そのうち何が好みなのか分からなくなってきた。
2015年、小麦粉のみの皮
蒸して焼いた
2017年イースト入れてみる
オーブンで最初から焼くと皮が破れる
中身は茄子と挽き肉
その後、蒸してオーブン。
嘲笑うかのように中身でる。
お雛様かと。
そののち、蒸して鉄鍋で焼く
フライパンで蒸し焼きしてみるなど
本気で分からなくなっていた
そんな時、長野市出身の近所の人からお焼きを貰った
「これさ、小さい頃から食べなれているお焼き」
そうか、こんな素朴なんだと思って
小麦粉のみで蒸したお焼きだった
小麦粉だけで作られた皮が美味しかった原点に戻る
焼き加減の好みを付け加えた
中身は牛すじ煮。
ところで生坂村のいろりで焼く灰焼きお焼きはソフトボール程大きく、度肝を抜かれ畏敬の念すら覚えている。