家業イノベーション・アイデアソン2021 vol.Ⅱ イベントレポート Part.2
10/26(火)に開催した「家業イノベーション・アイデアソン2021 vol.Ⅱ」のグループごとのアイデア出しの様子を紹介します!
家業イノベーション・アイデアソン2021では4名の家業イノベーターが参加。vol.Ⅰ〜Ⅲ にかけて、家業イノベーターそれぞれの課題に対し、参加者とともにアイデア出しを行っています。
vol.Ⅱ では、グループワークの中で前回のアクションの成果を共有し、新たなアクションプランの設定に向けてアイデア出しを行いました。
そこでPart.2では、vol.Ⅱ でのグループごとのアイデア出しの様子と次回に向けたアクションプランを紹介します!
【株式会社オスク】 大野剛さん
■ アイデア出しの様子
最初に、あけぼの印刷社での施工事例を共有してもらいました。オスクって何をしているの?デジタルプリントって具体的にどんなものなの?というイメージをみんなで共有することができました。
その後、オスクについて広めていくために何ができるかについて参加者のみなさんとアイデア出しを実施。
「オスクを紹介する動画を作成して拡散する」
「学校での職業訓練に内装業を絡める」
「事例紹介を行う」
「福祉に絡めた内装をデザインする」
「お客さん自身で壁紙を貼る体験をしてもらい、お客さんからSNSなどで発信してもらう」
「社用車をラッピングする」
などなど、様々なアイデアが!
■ 次回に向けたアクションプラン
参加者のみなさんが様々な視点からアイデアを出し、大野さんのやりたいこともどんどん増えていきました!
そこで、来月のvol.Ⅲ に向けて大野さんの内装業に対する想いやオスクの取り組みを紹介するPVをつくることをアクションプランとして設定しました。
【アーストラベル水戸株式会社】 尾崎精彦さん
■ アイデア出しの様子
最初に、現在作成している学校向けのコンテンツを紹介してもらいました!「熱」「オンリーワンプログラム」「課題解決型」「茨城にまた来てほしい」をキーワードに、バリューチェーンから考えるオンライン&リアルコンテンツを考えているとのことでした。
これらの取り組みに対して参加者の方々は興味津々!
尾崎さんの想いに共感し、よりよいコンテンツをつくるべくアイデア出しを行いました。
「今後の人生に活かせる体験を生み出す」
「キャリア教育の一環となるコンテンツも組み合わせてみる」
「一次産業を盛り上げるための提案ができるコンテンツをつくる」
「興味を持ってもらえそうなコンテンツを複数つくって選んでもらえるようにする」
「教育現場のキーマンを見つけて事例をつくる」
など、コンテンツの幅を広げるアイデアがたくさん出ました。
■ 次回に向けたアクションプラン
漁業のバリューチェーンから考えるオンライン&リアルコンテンツの詳細を決めることを次回までのアクションプランとして設定!
「自分の中で考えていただけのコンテンツに対して、参加者のみなさんから様々な目線でリアクションやアイデアをもらい、背中を押してもらったことで、自信を持ってアクションすることができる!」と話してくれました。
コンテンツをつくる上で必要な情報やつながりを、様々な業種業態の参加者のみなさんから紹介してもらうことができるのも、アイデアソンの強みだと感じます。
【神生バラ園】 神生潤一さん
■ アイデア出しの様子
最初に、神生さんが抱いている課題感と今後目指すビジョンを参加者のみなさんと共有。「お花を生産する上で環境への負荷を減らしながらどのようにビジネスとして成り立たせるのか、に課題を感じ長期的に問題解決に取り組みたい。そして、アメリカの憧れの花農家を目指し、バラだけでない花の生産に取り組んでいきたい。」とのことでした。
神生さんの想いを踏まえて、具体的にこれから何ができるかのアイデア出しをしました。
「お花と地域の原風景を合わせて発信する」
「神生さんの想いに共感する仲間をつくる」
「お客さんの表現したい世界をつくるお手伝いをする」
「昔の景色を表現したブーケをつくる」
「購入してくれた人に対してメールや手紙、絵はがきを届ける」
「課題感とやりたいことのリストを作成する」
など、あげられたひとつひとつのアイデアに対して、神生さんがどのように実行していくかを丁寧に模索していきました。
■ 次回に向けたアクションプラン
今作成中のPVを完成させる!
神生バラ園の生産の様子を広く知ってもらうためにも、神生さんの想いが詰まった動画を完成させることをアクションプランとして設定しました。完成した際には、想いに共感した人たちが発信していき、もっと広く神生バラ園について知ってほしいと思っています。
今ある課題感やこれからやりたいことをリスト化する!
神生さんがイメージしているやりたいことやそこから発生する課題感を次回に向けてリスト化することを2つ目のアクションプランとして設定しました。次回は、このリストをもとにアクションプランを具体化できるようにアイデア出しを行っていきます。
【株式会社菊池精機】 菊池正宏さん
■ アイデア出しの様子
最初に、廃校利用している秋田県の事例を実際に見に行った際の様子についてお話ししてもらいました。航空機に携わっている菊池精機として同じ空飛ぶものであるドローンに着目し、廃校を利用してドローンの教習所をつくりたいとのこと。
そこで、ドローンと廃校とをどのように絡めて活用するか、についてアイデア出しを実施。
「茨城県内の方向けにドローン操縦の国家資格を取れる場所にする」
「工業系にフォーカスしてエッジを効かせたサービスにする」
「操縦できる人が広告塔となり、ドローンの価値を見せる」
「菊池精機でドローンの部品を製造し、他との差別化を図る」
「最終的に空飛ぶ自動車に入り込めるノウハウと実績をドローンで積む」
「社内の研究開発の場所として廃校を利用する」
「実証実験の場として解放し、菊池精機でドローンをカスタムし試運転できる場所にする」
「ヘビーユーザーのシェア9割を目指す!」
など、どのようにビジネスにしていくか、他とどう差別化していくか、本業とどう絡めるかについて、様々なアイデアが出ました。
■ 次回に向けたアクションプラン
プロペラの菊池を目指して、まずはドローン操縦者の生の声を集める!
菊池精機の本業である精密機器の製造とドローンを絡めて、プロペラの製造を目指していくという方向性が決まりました。そこで vol.Ⅲ に向けて、実際にドローンを操縦している方々からプロペラに関する情報を集めていくことをアクションプランとしました。
今後の大きな方向性が決まりました!
vol.Ⅰ ではざっくばらんにアイデア出しを行いました。vol.Ⅱ では大きな方向性が決まり、そこに向けて具体的なアイデアを出し合うことで、目指すべきゴールが見えてきました。
次回 vol.Ⅲ では、6月の報告会をひとつのゴールとして、半年間のアクションプランを設定すべくアイデア出しを行います。イベントを開催していない期間には、slackというコミュニケーションツールを使って情報交換や進捗共有を行っています。noteにて、イベントの様子や家業イノベーターの情報を発信していきますので、今後もチェックしてもらえると嬉しいです!
次回予告
家業イノベーション・アイデアソン2021 vol.Ⅲ は、11/30(火)開催です🎉vol.Ⅲ からでもぜひご参加ください!
お申し込みはこちらから👇
https://kagyoinnovationideathon2021vol3.peatix.com/
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