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コロナ禍で変わったこと

時は早いもので、
コロナ禍が始まってから
実に4年目に突入しようとしている。

すっかり家と仕事を行き来するのみの生活が
定着してしまったものだが、
やはり寂しさや虚しさはつきまとう。

それまでの私はといえば、
定期券の範囲で途中下車ぶらり旅をしたり
機材を担いでは昔ながらの楽器店の
変な匂いのするスタジオを借りて録音したり。

当時24歳、恋もした。
この上ないくらい、ひどい失恋だった。
しかしもう、恋はおろか人との出会いがない。

音楽を辞めて絵に転向したせいもあるが、
びっくりするほど人に出会わなくなった。

最も残念なことには、
犬との出会いもなくなったように思う。

今でこそ信じられないが、
コロナ前は散歩中の犬がよく私に寄って来るので
飼い主さんに声をかけて
なでさせてもらったものだ。

今でも犬は私に寄って来るが、
このご時世なでさせてもらうのは憚られる。
なんと寂しい世の中になったものだろうか。

気が乗らない誘いを断る口実に困ることは
当分ないようだが。

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カグヤアヅサ
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