【アフターコロナ】建築業界はどうなる?ひとり社長の私が今できること。
36歳建築業界のひとり社長です。
初投稿です。
このブログでは同世代が感じている不安や疑問、役に立つ知識を発信していく予定です。さて、今回はコロナウイルスの現状と建築業界に起きるであろうシナリオについて個人的な予測を交えながら語ってみたいと思います。
多くの方が仕事や今後の見通しについて不安を感じていることでしょう。私自身も6月くらいまでは仕事がありますがそれ以降はどうなるかまったくわかりません。
それでは目次です。
⑴ コロナの現状
⑵ 建築業界への影響は?
⑶ アフターコロナに向けて今できること
⑷ 私が半年前から取り組んでいること
この4つを大きなトピックとして話していきたいと思います。
現状は?
まずはコロナウイルスが社会に与えてた影響がどうなっているかみてみましょう。
①世界で80万人以上が感染
SNSやニュースを見ていると現実か夢かわからないほど酷い状況です。
世界の大都市で完全に医療崩壊が起きています。ニューヨークの病院では死体安置所が足らずトレーラーを使っていたりと本当に心が痛みます。未だに収束の目処は立っていません。
②東京オリンピック延期
3/24にオリンピックの延期が発表されました。
スポンサーのロゴ入り商品はどうするの?
延期にした場合開催場所の確保をどうする?
一年後にまだウイルスが収束していなかった場合は?
などなど不安要素が山積みです。
③日本政府は外出自粛要請、都市封鎖を検討中
政府が国民に感染をこれ以上広げないために外出の自粛をお願いしている状況です。現在世界各国ではロックダウンといわれる都市封鎖がおきています。
これにより、観光、イベント、飲食店の経営などは直接大きく影響を受けることが予想されます。
④株価が大暴落
小学校の休校が発表された2月末から株価が急落しています。
消費が冷え込み、一気に不景気になりそうな予感がします。
建築業界に予想されるシナリオ
この状況を元に建築業界で起きるであろうシナリオを想像してみます。
消費者はお金を使わなくなる
一部の富裕層や公務員を除いて、サラリーマンの給料の減額、残業代のカットなどにより消費が急激に落ち込むことが予想されます。
新築は2-3年は全く売れず
先行きが不透明な状態で多額のローンしてまで家を買う人がいるでしょうか。今までは子供が小学校に上がる前に家を買うというのが幸せの方程式になっていましたが、それはお金に余裕あり、将来に対する見通しが立ったためできたわけです。あらゆる業界で収入が減ることがほぼ確実な今、その価値観は一気に変わるかもしれません。すると2-3年どころか今後も需要は戻らず、新築が売れない時代に突入する可能性があると思っています。
下請け仕事が急速になくなる
家が建たないので公務店、住宅メーカーからの新築下請けメインにしていた一般住宅の設計士、大工や設備屋などは仕事が激減する可能性があります。店舗についても新装開店する事業者は一気に減り、建築業界は大きな打撃を受けることになります。唯一リフォームは今後成長する可能性があるかなと思っています。
営業マンは配置転換やリストラ
新築の販売をメインにしていた住宅メーカーはかなり苦しむことになると思います。営業マンがモデルルームなどに常駐し営業していたと思いますが、そもそもお客さんがこない。ハウジングセンターなどの展示場もすでに閑散としているのではないでしょうか。今後は営業部隊の人数はカットされ、他に配置転換またはリストラが予想されます。
今、私たちが考えておくべきことは?
ではこのシナリオを元に私たちに今できることはなんでしょうか。それは会社や今いる業界に頼らずに生きていく道を探ることです。何十年も今の業界にいると思うのでとても勇気がいる決断かもしれませんが需要がないのであれば仕方ありません。自分自身に「今は戦後の日本と一緒なんだ」と思い聞かせてみて下さい。
① 自分がもっているスキルを考えてみよう
これは社内でななく、社会でニーズがあるスキルのことです。
一例ですが、
・プログラミング
・ 3D CAD
・デジタルマーケティング
・情報発信
などがこれにあたります。
実際、建築業界でこれらのスキルを持っている人は少数なんじゃないでしょうか。
しかし、これといって思い当たらない人も大丈夫です。
今後のあなたの心持ち次第で如何様にも身につけることができると思うからです。
② 将来を想像してアイデアを出してみよう
あなたは今の仕事に満足していますか?
お金のために働いている人も多いのではないでしょうか?
そんな方はこれを機に「自分の好きなこと」と「社会でニーズがあること」をかけあわせて考えてみてください。ひょっとしたら次の天職が見つかるかもしれません。また思い切って「好き!」を優先させて新しい事業を始めてもいいかもしれません。好きこそものの上手なれです。
③ 実践してみよう
もし、あなたが「これいけるんじゃね?」と思えることが見つかったらすぐに実践してみましょう。
あまりリスクがないカタチで始めるのがおすすめです。準備期間に長い時間をかけて高いクオリティーを求めるより、なんでもいいから「すぐに」始めることが一番大事です。今思いついたアイデアは世界中で100人以上が持っていると考えて下さい。
ぶっちゃけそれ、早いもん勝ちです。
私が実践したこと
では実例として私が半年前から実践した7つのことを紹介します。
最新ビジネスの基本を学ぶ
ビジネス系のyoutubeチャンネルは私たち建築業界の人にもとても参考になることが多いです。お気に入りのチャンネルをベンチマークして聴くようにしました。
例えば、
・ Newspicks
・ ホリエモンチャンネル
・イケハヤ大学
・西野亮廣エンタメ研究所
・マナブ
・サラタメさん
など。
私の場合は一人で黙々と作業することが多いので目と手は作業に集中し、ラジオ替りに耳で音声のみを聴いています。無料で講演会を聴いているような感覚で、とてもオススメです。
Youtubeチャンネルを開設
私の場合は地元のモノづくりを発信するチャンネルを開設しました。
現在はチャンネル登録者数が9000人を超え、順調に成長しています。
動画撮影
Youtubeチャンネルの開設で強制的に必要になりました。一眼カメラは商品の撮影で使っていたので持っていましたが、動画機能は全く使ったことがありませんでした。ゼロからの挑戦でしたが今はだいぶ慣れました。
動画編集
こちらもYoutubeチャンネルの開設で強制的に必要になりました。Macに入っているimovieという無料ソフトを使って編集しています。
英語の学習
youtubeチャンネルを英語対応にしたかったので英語学習を始めました。一週間に20単語ずつ覚えています。ボキャブラライダーというNHKの無料アプリ内の番組を視聴しています。
マーケティングの勉強
こちらもyoutubeチャンネルを成長させるために始めました。本やブログを参考にして、自分のチャンネルを使って試しています。またオンラインサロンにも入会して、最新の情報にも触れるようにしています。
Twitterで毎日情報発信
ニュースを見て、気になった記事に一言添えてツイートしています。こちらは全く成果が出ていません。未だにフォロワー10人とかです。
3DCAD
Fusion360という無料の3DCADソフトを入れ、基本の立体と図面は描けるようになりました。しかし、思ったより奥深く、習得に時間がかかりそうだったので一度中断していますがなにかの機会に使えるかもしれません。
以上が私が取り組んでいる内容になります。
これらのことは1円もかかりません。すぐに始められます。
うまくいかなかったとしても何もリスクがなく、
さらに続けると動画編集などの今後求められそうなスキルが身につきます。
まとめ
それでは今回の話をざっくりとまとめてみましょう。
⑴ コロナウイルスは本当にヤバイ
→あらゆる業界にお金が回らなくなる
⑵ 建築業界が大きな打撃を受ける
→最悪リストラや転職も覚悟して下さい
⑶ 最悪のシナリオを想定して行動しよう
→自分が持っているスキルを再確認し、できることはすぐに実践しよう
⑷ 私が半年前から仕込んでいること
→Youtubeを軸に今後使えそうなスキルを身につけようとしている
今、私達が置かれている現状は思ったよりずっと厳しいものだと私は想像します。
だからこそ今の自分に固執せずにいろんなものに挑戦できるチャンスです。思考停止に陥らず、現実を受け入れて今できることに全力で取り組んでいけたら希望は見えてくると思います。少しでも新しいことを学び、前に進んでいけるようにお互いがんばりましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
今後も同世代が感じている不安や疑問、役に立つ知識を発信していく予定です。
それでは、また。