一生コンビニバイトしながら映画を作るとか。
誰だって、将来は未定ですよね。安定している人もいるし逆の人もいる。
僕自身なんかは不安定の極みだと思いますね。そういう人は少なくはないと思いますが、はてどう生きていけば良いのかと。
役者目指しているとか、起業したいとか、映画監督になりたいとか、皆可能性は0%ではないと思うのですがやはり頂への道は人それぞれですが険しかったり閉ざされていたりするのだと思います。
登山家に何故山を登るのかという問いに「そこに山があるからだ」という返しをしたというのは有名な話ですが、上に書いたような人たちも同じような心境ではないでしょうか。「山に登るしか無い人生」「自分は山に登るために生まれてきたんだ」という人、たまにいますよね。本当に、どこからそのエネルギーが湧いてくるのか部外者から見ているとかなり謎で不思議です。歴史家になりたいとか、絵本作家になりたいとか。「え?収入も少ないし周りの人から変な目で見られたりしない?」って思いますよね。でも、彼ら彼女らは意に介さず(多少は意に介したりするでしょうが)前へと進もうと足掻いていますよね。正直、誰がどう成功するとか分からないし、何度挑戦しても負けて負けて、何回も、何十回も挫折して辞めてしまう人も沢山いますよね。
こんなリスキーな人生のレールをわざわざ自分で敷いて進んでいかなくてはならない。僕もおおよそ、そんな立場です。
諦めるつもりは今はありませんが、周りの目を見て戦略的にも25歳までに偉業を成したり、同年代より高い年収を叩き出したりしなきゃなと思っています。
ただ、それで失敗したら。もし鳴かず飛ばずで誰にも見向きもされず偉業も収入も叩き出せなかったら。
それでも描くか、描かないかですよね。
僕、アニメ「ルパン三世」で作画監督として活躍された大塚康生さんが27歳でアニメ業界に入ったと知って度肝を抜かれたと同時に自信を貰えたことがあったんですね。「あっ、そんな遅くても良いんだ」と。
僕は今21歳ですが、そんな年齢の時、宮﨑駿は経済学部の学生でしたし、庵野秀明は大阪芸大やら東京のアニメスタジオを出入りしながらアニメ作ってましたし、新海誠はゲーム会社に入ったりしている頃だと思います。
「あれ?俺ただのコンビニバイトじゃん。負けてんじゃん」と思わなくもないですが僕の心情的に自分で稼いだ日銭で映画を作っていくっていうのが僕の作り方なのかな、人生の歩み方なのかなと思わなくもないです。正直、雑魚っぽいですが、そんな状態の僕が何かすごい作品を作ったら目を引きますよね。そうなったら良いなと。
有名になりたいという自己顕示欲もあったりしますが多分、一時的なものだったり、世間から白い目で見られないための立場を保証するものとして考えるとやはり有名に一旦なっておくというのは重要かも。本当は地元でのんびりしたおっちゃんとして暮らしたいのですが。