見出し画像

【第1部】孫正義氏の思考法 × 生成AIがもたらす「億単位のチャンス」


はじめに

こんにちは、kaguraです。
広告代理店を営みながら、DXやAIを使った業務改革を日々模索しています。最近、生成AIの進化がめざましく、ChatGPTに加えてさまざまなツールが登場してきました。そんな中、ふと目に留まったのが孫正義氏の「発明の思考法」を生成AI時代に応用しよう、というお話。

「AIで億単位のチャンスをつかむ」
これは、若くして“1日15分のアイデア発想”を続け、1億円の発明を成し遂げた孫正義氏のエッセンスを、まさに現代のAI技術と組み合わせるという試みにほかならない。

私も「AI時代ならではの発明やサービス開発をどう生み出せるか?」と、いつも考えていたところだったので、とても共感しました。そこで今回は、孫正義氏の思考法 × 生成AIという組み合わせに着目し、kagura流にどう捉えているかをまとめます。



1. 孫正義氏の思考法をざっくりおさらい

1-1. 問題解決型・逆転発想型・複合連結法・組み合わせ法

孫正義氏が16歳のときから磨き続けてきたと言われる4つの発想法は、とてもシンプルで本質的。

  • 問題解決型: 生活やビジネスの不満を起点にアイデアを練る

  • 逆転発想型: 常識を真逆にひっくり返す視点

  • 複合連結法: 異なる技術や領域を強制的にマッチング

  • 組み合わせ法: 複数のアイデアを掛け合わせ、化学反応を狙う

私も広告代理店の仕事で、コンセプトメイキングやマーケティング戦略を考えるとき、こうした発想をいろいろな角度から取り入れてきました。**「まったく無関係な要素をつなぐ」「一見ネガティブをポジティブに変える」**など、結果的に目立つ企画は大抵この延長線上にありますよね。


2. なぜ生成AI×孫正義思考法が「億単位のチャンス」を生むのか

2-1. 「1日15分アイデア出し」の効率が爆増する

孫正義氏は「1日15分」でアイデア出しを続けていたそうですが、現代ならその15分のうち5分をAIに質問・提案させるだけで、何倍もの案が出てくるかもしれません。

  • 問題解決型: ChatGPTに対して「最近不満に思う生活面の問題をリストアップして」と投げる

  • 逆転発想型: 「ここに挙がった不満を、むしろ売りにするには?」とさらに質問

  • 複合連結法: 「今流行の◯◯テクノロジーや別業界サービスを組み合わせるなら?」

  • 組み合わせ法: “A+B+C”で何ができるか

結果的に10や20といった数のアイデアが量産されるはず。それを人間の目でチェックし、「これは面白い」と思うものを深堀りすれば、もしかすると「億単位」のアイデアが潜んでいるかもしれません。

2-2. AIがアイデアを瞬時に検証し、計算やデータ分析を補完

一つアイデアが出ても、「市場規模は?」「法的リスクは?」などの検証作業に時間がかかるのが従来でした。でも今や生成AIは検索や簡単な資料作成までこなせるようになってきています。

  • 例えばChatGPTに「この分野の国内市場規模を概算で教えて」と聞き、追加で「海外ではどうか?」と追問すれば、アイデアの採算性やグローバル展開の可能性も見えてくる。

これはまさに「アイデア→検証→さらに深いアイデア」というサイクルを爆速で回せるということ。AI2AIの文脈では、こうした検証作業を別のAIエージェントが担当して、最初のAIがアイデアを出す――という連携すらあり得ます。


3. AI2AI時代との関連:発想力こそが人間の真価に

3-1. AIがAIを進化させるからこそ、人間の創造性が重要

記事でも触れられている「AI2AI」では、複数のAIが学習結果を共有し合い、指数関数的に性能を高める世界が到来します。営業部門のAI、経理部門のAI、マーケ部門のAI…が、それぞれ知見を渡し合うわけです。

そうなると、企業内の定型業務やデータ処理はますます自動化が進み、人間がすべき仕事は「何をどう自動化し、どう価値に変えるか?」という部分にシフトします。

  • 何に目をつけるか(問題解決型)

  • どう常識を覆すか(逆転発想型)

  • どの技術とどの市場を結びつけるか(複合連結・組み合わせ法)

まさに孫正義氏が学生時代に磨いた発想法が必須になってくるわけです。

3-2. 生成AIが人間の発想法を“対話的にサポート”する

かつては「アイデア発想は個人の才能頼み」とされがちでした。しかし今は、生成AIとの対話を重ねるだけで、アイデアがどんどん膨らみ、形になっていきます。孫正義氏がひとりで行っていた脳内ブレストを、「人間+AI」のコラボレーションで実施できるのです。
しかもAIはミスを恐れないので、あらゆるトンデモ案を提案してくれる可能性もあります。その中に新たな金脈を発見できるかもしれません。


4. kagura流:ビジネス・日常での実践例

4-1. 1日15分「発明タイム」を生成AIと一緒に

私自身、広告代理店の業務に追われていると、なかなかアイデア出しの時間を確保するのが難しいですが、そこで「1日15分、ChatGPT(など生成AI)と対話しよう」と決めています。

  • ステップ

    1. 前日に気づいた“不満”や興味があるテーマをメモ

    2. 翌朝、そのメモをAIに投げる → アイデアを提示してもらう

    3. さらに「逆転発想」の角度を加えてほしい、と追加指示

    4. 面白そうなアイデアを5つ選び、さらに深掘り

こうするだけでも、かなりの頻度で「これ、うちのクライアントに提案できるかも…」というレベルの案が生まれます。昔の孫正義氏が「紙とペン」で行っていたアイデア出しを、現代的にアップデートした感覚ですね。

4-2. 営業・企画会議での実践

企業内の定例会議で、最初に「今日のテーマに対して生成AIが提示する10のアイデアを眺めてみる」時間を設けるだけで、会議のスピード感や発想の幅がまったく変わります。

  • そこに“逆転発想”や“複合連結法”をメンバー全員で加えていけば、短時間で斬新なプレゼン案やマーケ戦略が固まることもしばしば。実際、私の広告代理店でも、クライアントからは「このアイデア、どう思いついたの!?」と驚かれることが増えました。


5. さらに億単位のビジネスを狙うために

5-1. 結局、大事なのは「行動に移す」仕組み

アイデアが豊富に出ても、それを実行しなければ意味がありません。ここでDXやAI2AIの観点が生きてきます。

  • 具体的タスク化: 生成AIが出したプランをLark上でタスク化し、担当者を決める

  • プロジェクト化: 予算やスケジュールをAIにサポートさせながら組み立てる

  • フィードバックループ: 進捗を定期的にAIに報告して改善点を聞く

こうした一連の流れができれば、「億単位のビジネス」も夢じゃないと思うんですよね。むしろ、孫正義氏のように「1日15分アイデア発想を積み重ねた末、1億円でシャープに売却」という事例が、現代ではもっと再現しやすいんじゃないかと感じます。

5-2. AI2AI観点で考えると

AIが得たデータやアイデアを、別のAIが計画策定やリスク分析に生かす――いわゆるAI同士の相互学習。これに加えて、人間が孫正義氏の思考法でアイデアをブーストすれば、爆発的成長が見込めるわけです。


第1部 まとめ

  • 孫正義氏の発明の思考法は、問題解決型・逆転発想型・複合連結法・組み合わせ法に集約される

  • 生成AIとの相性は抜群で、アイデア出しと検証を爆速化できる

  • AI2AI時代には、単なる業務自動化ではなく“発明力”が企業の競争力を決める

いいなと思ったら応援しよう!