あなたの仕事は何?
さっきツイッターでつぶやいていて、
というか前に #勝手に鹿児島大使 オフ会に行ってからこっち、
頭の隅に引っかかっている事がある。
集まっていた他の勝手に鹿児島大使の皆さんは、それぞれが個性を持ち、
手に職…ではないけど、自分なりの“武器”を持って活動している方がほとんどだった。
そんななかで自分は
「色々やってますけど……こういう経験ありますけど……」
という曖昧な自己紹介に終始する場面が多かった。
まぁ話してくれている方々は優しくて、とても丁寧に話を聞いてくれて、その曖昧さを強烈に意識することのないまま、その場を後にした。
あれから数ヶ月、ちょっと時間をかけて考えてみた。
ツイッターにも書いたが、何故こんな思考になるのか?
この停滞感はなんなのか?
要は他の鹿児島大使勢が持っていた“武器”が、無いのだ。
(「無い」というのは言い過ぎた。「得意な武器」、ゲームで言うと、ナイトは剣、侍は刀、みたいなものが無いという事)
私の仕事=武器は何なのか?
ローカルWEBコンテンツ
音楽制作
コーヒー事業
先にも書いたが「無いわけじゃない」のだ。
あるにはある。
ただ、「特化」されていない。
「ローカルWEBコンテンツなら一日の長がありまっせ!それ、私にやらせてくださいな!」と言えない。
「音楽作りなら任せてください!」と言えない。
(コーヒーはちょっと自信あるけど、今はネット販売オンリー。路面店営業は家賃やらの関係で考えておりませんゆえ、次の一手が打てず)
なぜ「任せてください!」と言えないのか
専門的に動画制作や文章作成(あ、これは数年ペンで飯食ってたから自信持っていいのか)、楽曲制作をやっていた事がないので、
いざ受注!
となった際に、「業界あるあるを知らん」とか「え?その機材もってないの?」とかで先方に迷惑かけたくないのもあるけど、
一番は時間的な余裕があんまりない事かもしれない。
日中はほぼ仕事(サービス業)のため、自由に動けるのが夕方20時とかから…
そんな時間にアポイントを取るのは非常識だし、何よりこっちの時間に合わせてもらうのってがオカシナ話。
ではどうする?
極論を書けば、
・やってる事をどれかに「特化」する
・今の仕事を辞めて、その「特化」にフォーカスする
これで万事解決だろう。
しかしそれも難しい。
何故か?
「特化」は可能かもしれない。
収入に(今のところ)つながっていないローカルメディア運営は一時中断。
音楽制作も割いている時間と収入が釣り合っていないので中断。
唯一限られた時間での活動ながらも確実に収益を上げているコーヒー事業に特化するのだ。
「特化」の方はこれで(一旦)良しとする。
しかし今働いている仕事を辞め=安定的な収入を捨て、
まだまだ不安定なビジネスに全力を注ぐ。
そんなリスクは負えない。
「なら君はそこまでの人間だよ」
と言われてしまえばこの話はお終いで、自ら生み出した事業で飯を食っている人は全員「運がよかった」だけになってしまう。
そんなはずはないだろう。
「特化」ののち
ではそのリスクが負えない人間はどうすればいいのか?
書いてみて少し思考整理ができて来た気がするが、
「徐々にその『特化』にシフトしていく」
という当たり前の結論になるのだろう。
つまりは現状の悩みはある程度仕方のない事で、みんなこの葛藤を経てここまできているんだよ、という事か?
うーん、まだまだ私の脳みそでは導き出せない答えなのか?
「特化」=「手広くやらない」への反論
「特化」して、会う人にしっかり「これができます!」と伝える。
これをやってこなかった理由の一つが、
「色々と広く浅くやってきたおかげで、今日色々な人に会えた」
という軽視できない経験があるからだ。
ローカルWEBコンテンツを作っていなければ、私は今もひとりで悩んでいたに違いない。
音楽制作をしていなければ、出逢えなかったモノやコトや人も多い。
コーヒーには半生を捧げていると言ってもいい。
これらすべてを始めた時は、全部が一つの目標に貢献できると思ったから始めたのだ。
途中で投げ出す事は、過去の自分への裏切りじゃないのか?
単なる言い訳、諦めじゃないのか?
そういう思いが強いのが、私の「特化」を妨げているのもまた事実である。
しばらくは悩む日々が続きそうだが、とりあえず明日またステキな勝手に鹿児島大使たちに会える。
みんなにも色々聞いてみよう。
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