地球外少年になれたら
2007年にNHKで放送された「電脳コイル」の監督・磯光雄の最新作として「地球外少年少女」という映画が出ることが決まったらしい。「電脳コイル」の世界観がめちゃくちゃに好きだったわけなので、これは見ないわけにいかない。2022年1月28日前編、2月11日後編、各2週限定劇場上映 劇場公開版Blu-ray&DVD同時発売予定らしい。この神作品についての説明は、長くなっちまうのでやめておくが、まじでおもろいからこれを読んでいる手を置いて、ネットフリックスかDアニメストアか、DVDでも借りて、なんとかしてでも見てほしい。
好きなアニメは何ですかと聞かれると答えるのに困ってしまう。電脳コイルはもちろんエヴァだって好きだしフリクリだって、涼宮ハルヒシリーズもブギーポップシリーズも好きだ。シリアルエクスペリメンツレインを見た時の衝撃は忘れられないし、氷菓みたいな学園ミステリーも最高に好み。そんな好きなアニメの中でも抜群に好きなのは、シャーロットかもしれない。ラストシーンの切なさは、まじで何回見てもなく。最近、昔ちょっとみたアニメがなんだったのか思い出せなくてもどかしいことが多々ある。はっとタイトルを思い出して色んなサブスクサービスに検索をかけてもどこでも見れなかったときは、すごいもったいないことをしたなと後悔する。後悔しないようにもっとアンテナを張って、見逃さないようにしないとな、、、
同様の理由でPK shampooの新譜は逃さないようにしなければという使命感に追われていた。音がパンパンに詰められ、CD一枚では収まらなくなったという二枚組のファーストアルバムは、せっかくならその濃密な音源をCDプレーヤーを通して聞きたいわけだ。SuUのカセットテープを買ったときに思ったけど、やっぱりケータイで聞くよりも、いわゆる音楽を流すためだけに造られた機械で流すほうが百倍いい。肌に伝わる振動や、どしんと鳴り響く低音域に色鮮やかな中高音、音楽を流すこの部屋の景色やこれ以上音量を上げたら近所迷惑になると思いながら音量を上げるドキドキすら愛おしいと思うわけだ。
PK shampooの新譜が届いたので、さっそく流してみると一曲目から馬鹿みたいにうるさくて笑った。歌詞カードをペラペラとめくりこのアルバムが今自分の手元にあり、おなじみヤマトパンクスが「車検切れるまで~」と歌いだすのを聞いて、感動で涙が溢れそうになったところで歌詞カードを最後のページまでめくり終え、笑った。二枚目のCDに取り換えた時に、「???」と書かれてあったので、正直他の曲はいいから飛ばそうかと思ったが、いいからと言って安易に飛ばせるような代物ではなく、京都線が流れ出した時には涙が止まらなくなりそうだった。(なってないんかい)衛星都市計画に入っていた二条駅が、なんかヤマパンらしくないクリアな仕上がりだなと思っていたが、アルバムに入っていた二条駅を聞いたときに、ヤマパンとPK版とのはっきりとした区別化を感じた。そしていよいよ七番目、ボーナストラック。ヤマトパンクスがアコースティックギター一本で歌いだした知らん曲。てっきりアルバムに入ってない曲の弾き語りでもするんかと思ったが、自身の頭の中にある「PK」とラベルの貼られた引き出しのどこを探しても、こんな曲知らんかった。早速ギターを取り出し、このコードはなんやねん!どの音や!とかイライラしながら真似しようとしたけれど、全然音が合わないもんだから、これは音楽のパラドックスだと思っていた。よくよく聞きなおしてみたら半音下げチューニングであったことに気づき、どうりでどんなコードを弾いてもあわないわけかと、なんか時間を無駄にした気分になった。なんとか耳コピを終えた俺は、みんな大好きTwitterにさっそく弾き語り動画を投稿した。あとで聞きなおしてみたら、ふつうに歌詞を間違えていた。はずかしいね。
そんなこんなでPK shampooのアルバムを買い、気分が上がり散らかしていた俺は、ノリノリでTwitterを見てたのだが、PKに気を取られすぎてJIGDRESSを買うのを忘れていたことに気が付いた。サイトを見た時にはもうすでにSOLD OUT。悔しい。
PK shampooのみなさん、アルバム発売おめでとうございます。つらつらと書いた通り、マジでよかったです。これからも応援します。