逆マスターキーシステム〜シリーズ 鍵の用語13〜
「#逆マスターキーシステム(#共通入口鍵)」とは、いくつかの #錠前 を1つのグループにして、それぞれの錠前の #ストックキー で特定の #錠前 を共通して操作できる #キーシステム の事です。
なお、#海外 では「#メゾンキーシステム(Maison Key System)」と呼ぶ事があります。
逆マスターキーシステムは、「ストックキーシステム」と「#同一キーシステム」を組み合わせたもので、名前に「#マスターキー」という言葉が入っていますが、本来は #マスターキーシステム に分類されるものではなく、むしろ #同一キー システムの #仲間 と言えます。
#逆マスターキー システムが使用される #場面 としては、#管理人 がいない #古いアパート や #広いマンション 、#オフィスビルなどが挙げられます。
あるいは、#マンション居住者 専用の #ランドリールーム などに採用される事があります。
#居住者 が持つ鍵は、それぞれの #部屋 の錠前を #開ける 事ができ、さらに #玄関 の錠前も開ける事ができます。
つまり、他人の部屋の錠前は開ける事ができませんが、#共用 の玄関の錠前なら開ける事ができるという事です。
なお、#ピンタンブラー錠 の場合は、何本かの #ピン を玄関の錠前用とし、残りのピンを各部屋の錠前用として使用します。
要は玄関の錠前には、玄関用のピンだけを入れておき、各部屋用のピンは入れません。
逆に各部屋用の錠前には各部屋用のピンだけを入れ、玄関のピンは入れません。
また、#ディスクタンブラー錠 においても同様の考えにて、#逆マスターキーシステム を実現できます。