【シリーズ〜鍵の歴史②〜】「世界最古の鍵」とされるエジプト錠(紀元前2000年)
#紀元前2000年 の #古代エジプト においては、#木製の錠前 が使用されていたという説があり、この #錠前 を「#エジプト錠」と呼びます。
錠前本体の上部には上げ下げできる複数の #ピン が収納されており、また、#閂 にはそのピンの分だけ縦穴が空いています。
そして、閂が #扉 を閉めた状態に位置すると、錠前側のピンがその穴に落ち込み、#施錠 状態となります。
これを #解錠 するには、閂の #空洞 に #鍵 を差し込み、奥まで差してから上に持ち上げると、鍵にある突起が #鍵穴 に下から挿入していき、落ち込んでいたピンをすべて持ち上げます。
また、閂と錠前の境目(一種の #シアライン )上に、ピンの下面、鍵の突起の上面が揃った状態で鍵をスライドさせると、一緒に閂もスライドします。
その結果、#門 と扉の境目にあった閂が外れて門が開きます。
#文献 によっては「エジプト錠は扉の内側にあり、扉に空いている穴から鍵を握ったまま手を差し込み #開錠 する」と説明される事があります。
しかし、現在の #ルクソール ではエジプト錠が未だに使われており、扉の外側に設置されていたといいます。
しかも扉の高い位置に設置されているという事です。