【ブラマー錠〜シリーズ鍵の歴史⑩〜】
#イギリス の #ジョゼフ・ブラマー (Joseph Bramah)は、#ブラマー錠 を製作し、1784年に #特許 を取得しました。
この #ブラマー 錠は #シリンダー錠 の #起源 とも言え、当時の #錠前 とは全く異なった #独創的 なものであった為、広く名声を得たといいます。
ブラマー錠は、#シリンダー に掘られた複数の溝に #タンブラー が入り込んでおり、シリンダーの中にある #円盤状 の #ディスク は、タンブラーによって回転できません。
なお、タンブラーには1箇所に #切り欠き があり、それが #バネ によって #鍵穴 側に押し付けられており、挿入する #鍵 の先はバネを押し縮めながら、タンブラーをそれぞれの #鍵の刻 みに合った位置まで移動します。
また、#合い鍵 であれば、タンブラーの切り込みをある位置に整列して #内筒 を回転させる事ができ、それによって内側に #デッドボルト が引き込まれます。
このブラマー錠は従来の #ウォード錠 よりも #安全性 が高かった為、#金庫 や #ロールスロイス の #ドア に使用されましたが、当時の #技術力 ではブラマー錠を大量生産できなかった為、一般にはあまり普及しませんでした。
ブラマー、"A Dissertion on the Construction of Locks"という錠前に関する #論文 を発表しており、#書籍化 されたものが2010年に出版されています。