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縄文の村

東京都埋蔵文化財センターの隣にある縄文の村に行ってきました。

ここは多摩ニュータウンNo57の遺跡を保存する目的で整備された場所で、縄文時代前期前半(約6,500年前)と中期前半(約4,500年前)の竪穴住居、及び八王子市堀之内の多摩ニュータウンNo796遺跡で発見された敷石住居を復元しているそうです。

こちら、やや小ぶりですが静かな佇まいの竪穴住居です。

約4,500年前、八王子市堀之内No796遺跡で発見された住居を移築。床に平たい石を敷き詰めていることから敷石住居と呼ばれているそうです。
室内の広さは約8平方メートルと少し手狭、二人暮らし用?

こちらは、約6,500年前の風格と趣のある竪穴住居。

広さは約20平方メートル、5~6人が住めるファミリー層向け?

緑の葉が見える植物はカラムシ。茎から繊維をとり服を編んだそうです。

ちなみに、カラムシで編んだ縄文の服は右側のマネキンをご覧ください。

埋蔵文化財センター内展示。

こちらの竪穴住居は、スタイリッシュな外観のうえ通気性も抜群。

広さは約18平方メートル、約4500年前の縄文時代の平均的な大きさの住居だそうです。
内部はこんな感じです。

この遺跡から少し降りたところに、湧き水跡もありました。

最近まで使われていた湧水跡で、どんな日照りでも枯れることがなかったのだとか。
残念ながら、今は周りが開発されて水脈が切れてしまったそうです。


縄文時代の人たちの暮らしぶりは、男性が弓矢や落とし穴で獲物を狩り、

埋蔵文化財センター内展示。
埋蔵文化財センター内展示。
八王子寺沢地区(東京都)の落とし穴の写真、埋蔵文化財センター内展示。
穴の上に枝や葉をかぶせて偽装し、落ちた獲物が逃げられないよう手足を絡める竹もあったとか。
埋蔵文化財センター内展示。

女性は植物繊維から縄や糸をり、

埋蔵文化財センター内展示。

かごや服を編み、

写真手前はかご編、奥にあるのはアンギン(編布)という縄文時代の布の作り方。
埋蔵文化財センター内展示。

おしゃれもします。

左手前から、櫛、髪飾り、貝輪、中段左から耳飾り・耳環、勾玉、首飾り。
埋蔵文化財センター内展示。

そして、どんなものを食べていたかというと、

煮込み料理。
蒸し焼き料理。
イノシシ肉の石焼ステーキ。
美味しそうです。

他にも、ドングリやクルミなど木の実をすりつぶしたものをヤマイモなどをつなぎにしてこねて焼き、クッキーのようにして食べたのだとか。

ちょうどお腹も空いてきたので、帰りに「和食 水神」で昼食をいただきます。

刺身定食、999円。

美味しくいただきました。ごちそうさまです。

帰り道、埋蔵文化財センターのすぐ近くに不思議な建物が見えたので近づいてみると、

サンリオピューロランドでした。知らなかった😅

朝晩もかなり冷え込んできました。どなた様もどうかお体ご自愛下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました💖

遺跡庭園「縄文の村」 | 東京都埋蔵文化財センター

入園無料
開園時間:9時半~17時まで(3月から10月まで)
                  9時半~16時半まで(11月から2月まで)
休園日:12/8(土)、年末年始
場所:京王「多摩センター駅」、小田急「多摩センター駅」より徒歩約5分
     多摩モノレール「多摩センター駅」より徒歩約7分
東京都埋蔵文化財センターに隣接

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