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平塚市博物館

神奈川県の平塚市博物館へ行ってきました。
入場料は無料です。但し、プラネタリウム観覧は二百円必要とのこと。

特別展は、「標本で!植物観察」というのをやってました。
常設展示は岩石、化石、古代の出土物から近代の民芸品に至るまで多岐にわたります。その中から、縄文~平安時代の珍しいものを数点挙げてみます。

まず縄文時代の有孔鍔付土器。こちらは口縁部に小さな穴がたくさん開いてます。関東や、長野、山梨を中心に見つかっているのだとか。
用途は祭祀用、或いは上に皮を張り太鼓にしたとか、果実酒の貯蔵用であったとか様々な説があります。

壺の文様はカエルを表し、末永く生きられるようにという願いが込められているのだとか。

次に、時代がやや新しくなりますが、平安時代の帯の石飾り。

当時の役人が身につけていた儀式用の石帯飾り。近くに相模国府があった。

さて、実は今回のお目当てはこれなんです。

真田・北金目遺跡群から出土したおにぎり状炭化米 弥生時代後期(3世紀頃)

なんだこれ? とお思いになったでしょうか。

実はこれ、調理された米が籠のようなものに入れられ、おにぎり状に固まったものだそうです。これ以外にも、同じ遺跡群から約5.3kg(61万4千粒)の炭化米が出土しているのだとか。

平塚市は神奈川県の米どころだそうで、もしかするとその歴史は弥生時代にまで遡るのかもしれません。

弥生時代の米作りは西から東へ伝わっていて、神奈川県の西隣と言えば静岡県です。学校で習った登呂遺跡も静岡県なので、機会があれば行ってみたいですね。

1~2階の展示室をゆっくり回った後は、3階のプラネタリウムを利用して夏の星空を堪能しました✨ プラネタリウムなんて久々だったかも。

最後までお読みいただきどうもありがとうございました💖

平塚市博物館 (hirahaku.jp)

参照:wiki「有孔鍔付土器」
『掘り起こされた平塚Ⅳ 姿をあらわす遺跡たち~』平塚市博物館

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