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芝公園

東京都港区にある芝公園に行ってきました。場所は都営三田線「芝公園駅」のA4出口すぐそばで、今の時期は梅が目を楽しませてくれます。満開ではないけれど、いい感じに咲いてました。

梅園を通り過ぎると小高い丘のようなものが見えてきます。その手前に、縄文時代の貝塚跡がありました。

縄文時代中期から後期の丸山貝塚
貝塚横の階段を上ります。

その丘の上に、芝丸山古墳という全長約106mの前方後円墳があります。古墳時代の五世紀頃に造られ、付近の交通路を押さえていた有力豪族の墓と言われています。

この辺りは、江戸時代初めまで日比谷入り江という海岸が今の皇居付近まで伸びていたそうで、芝丸山古墳のすぐそばが海岸線だった可能性もありますね。古墳は見せるために造ったと習ったので、東京湾を航行する船から見えるようにこの古墳は造られたのかもしれません。

左側が前方部、右側が後円部になります。
古墳の後円部

ただ、江戸時代に何らかの理由で後円部が削られてしまったのだとか。徳川家康が江戸に入ったとき、入り江だった日比谷周辺を埋め立て武家屋敷を建てさせたらしいのでそのあおりを受けたのでしょうか?

西側にも円墳が数基あったらしいのですが、そちらも削られてしまったとのこと。残念ですね。

前方部から後円部の眺め
平らに削られた後円部。左側は江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬の石碑。


なお、芝丸山古墳は増上寺の裏鬼門(南西の方角)に当たるとのことで風水上の理由から稲荷神社もありました。


古墳がある芝公園の隣に、芝東照宮、台徳院(徳川家二代将軍秀忠)霊廟惣門、増上寺(徳川家の菩提寺)等があります。

芝東照宮の参道
芝東照宮、徳川家康公の等身大の像がご神体だそうです。
台徳院(徳川家二代将軍秀忠)霊廟惣門、かろうじて東京大空襲の戦火を逃れたそうです。
増上寺の三解脱門、修理に伴う仮工事中だそうです。

青空を貫くような東京タワー。

芝公園前の日比谷通りを挟んだ反対側の並木道に謎のリス像。

増上寺の斜向かいに港区役所があり、そこの職員食堂は一般の方も利用可能だとか。次回訪れる機会があれば利用してみようと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました💖

参照:Wiki「芝丸山古墳」「芝東照宮」「日比谷入り江」
文化財データベース(日)詳細画面
港区ホームページ/港区役所職員食堂 レストラン・ポート

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