Ozora Festival 2024 レポート - DAY2
サイトランスシーンでは世界最大規模の1つ、ハンガリーのOzora Festivalでプレイする機会に恵まれました。
5万枚のチケットがSOLD OUTとなった「Ozora Festival 2024」のレポートを、出演者側の視点も交えつつ、レポートします。
Ozora Festival 2024 レポート - DAY2
目覚め
日本を出てからの疲れが溜まってたこともあり、割とぐっすり眠れたようで、目が覚めたら明るくなっていた。
スマホで時間を確認すると、5:30。昨日から始まっている前夜祭「GOA ZERO」でTSUYOSHI SUZUKIのDJが始まる時間だ。
「あー、もうツヨシさんが始まる」と独り言ちながら寝袋から出て、出かける準備を始める。
テントを出て、ちょうどアーティストキャンプの丘の向こうから顔を出し始めている朝日を見ながら歯磨きしてたら、聴き覚えのある曲がOZORAの会場に響き渡っていた。
この時点ではまだメインステージなどは始まっていないので、アーティスキャンプから1km以上離れた前夜祭会場「GINKOステージ」の音がはっきりと聴こえる。
「これは・・・俺の曲だ。」
2023年に習作で作ったBPM145のサイトランスの曲をツヨシさんに渡したところ、凄く気に入ってもらえて、その後世界中でプレイしてもらっている。
自分の曲がOZORAの地で鳴り響いているなんて、めっちゃうれしい!!すぐにGINKOまで走って行って、フロアの光景を見てみたい!
と、思いつつも、「GINKOまで1km。自分の曲の残り時間はあと5分くらいだろう・・・歯磨き終わらせて、着替えて、丘を下って行って、池の横を走って行って、GINKOにたどり着く頃には次の曲になっちゃってるな・・・。」と冷静に判断して、ゆっくりと準備をすることに。
そのまま登りくる朝日を見ながら、会場に鳴り響いている自分の曲を聴いていると、自分の中で新しい何かが始まる感じがした。
GOA ZERO / TSUYOSHI SUZUKI
準備を済ませて、GINKOステージに向かい、ツヨシさんで踊る。たくさんの人がツヨシさんのDJで踊っている。見慣れた風景だが、改めて海外でもこのようにフロアを沸かせている現実に感動。
ツヨシさんはDJが終わるとステージ脇でサイン攻めにあっていて、さすがスーパースターだなと思った。
その後アーティストキャンプに戻ってツヨシさん含めた日本人アーティストで集まって談笑。
目の前のテーブルではCHICAGOが飯食ってたり、有名アーティストがツヨシさんにあいさつに来たり、かつてサイトランスフェスのDVDとかで見た光景が目の前で展開してて、非日常感がハンパ無い!
グヤーシュスープ
その後は一人で会場内を散策したり、木陰で昼寝したり。オフィシャルのレストランで買った、ハンガリーの代表的な郷土料理のグヤーシュスープ(3,000フォリント=1,200円くらい)は食パン付きで、これだけでお腹いっぱいになるくらいのボリューム。グヤーシュスープは簡単に言えば、牛肉が入ってるスープ。味はシチューというよりはコンソメスープとかミネストローネみたいな感じで、とても美味しい。ハンガリーの家庭においては日本の味噌汁のような存在ということです。
木陰でチルアウト
人はどんどん増えているが、まだ本祭が始まっていないので会場内はゆったりとした空気が流れている。丘の上の木陰に敷物を敷いてゴロゴロ、ダラダラしながら、遮るものの無い雄大な自然を見るのは最高のCHILLOUTだ。丘の麓から吹き上がってくる風に乗って小鳥たちが遊んでいる。風を感じながら何も考えず、目の前の風景を眺めてボンヤリと過ごす贅沢。日常生活で溜まっていた澱のようなものが少しずつ浄化されていくのを感じる。
OUT OF ORBIT
17時になり、前夜祭のGOA ZEROは大トリのOUT OF ORBITが始まった。フロアはとんでもない盛り上がりを見せていて、サンドダストも凄くて中に入れない。フルムービーが公開されているので、その狂乱の模様をぜひ確認して欲しい。
前夜祭はほぼ定刻通りに大団円を迎え、お開きに。ぞろぞろとフロアを出ていく人たちは「いやー、終わった終わった、大満足。」な雰囲気を醸し出しているが、まだ本祭始まってないぞ!
サンセットタイム
自分はそのままサンセットを見に行こうと歩いていると、小張さんと遭遇。夕食に招いていただいた。テントを張っている大体の場所を教えてもらい、一旦別れる。
いつもの丘でサンセットを見る。前夜祭も終わったので、本当に静かなサンセットタイム。明日のこの時間はオープニングセレモニーが始まる直前なので、きっとこの丘が人で埋め尽くされるであろう。
サンセットを楽しんだ後はHRKちゃん、MDCジュン君と共に小張家にお邪魔して小張さんお手製料理をご馳走になり、ゆっくりとした時間を過ごした。
昼間ダラダラしてたとは言え、朝が早かったのと、明日の夜中にはもう自分の出番なので、英気を養うためにも早めに就寝した。
ハンガリーの「Ozora Festival 2024」レポート - DAY3 Part1 に続く。