見出し画像

Ozora Festival 2024 レポート - DAY3 Part1

2024年、サイトランスシーンでは世界最大規模の1つ、ハンガリーのOZORA Festivalでプレイする機会に恵まれました。 5万枚のチケットがSOLD OUTとなった「Ozora Festival 2024」を、出演者側の視点も交えつつ、レポートします。


Ozora Festival 2024 レポート - DAY3 Part1

フェスティバル会場を出て買い出しへ

9時くらいにゆっくり起きて、アーティストキャンプのカフェでコーヒー飲んでたら、小張さんがフェスティバル会場を出て町に買い出しに行くと言うのでついていく事に。

OZORA Festival 常連の小張さんは空港でレンタカーを借りて、フェス会場まで自走して会場入りしています。
フェスティバルのテントエリアは車の乗り入れが可能なので、ゲートオープンのタイミングの早い時間に会場に入れば、フェスティバルの中心地近くまで車で入って来ることができます。
小張さんはベストポジションと思われる中心地近くでテントを張っていました。なのでフェスの最中に会場の外に出るとなると、キャンプエリア最奥からの脱出みたいな感じになります。「スムーズに出られるのかな?」と思いつつ車に乗り込んで出発しましたが、この最奥エリアにテントを張れるのはゲートオープンと同時に入ってくるような常連、OZORAを愛する人たち。そこにはある程度の統制というかマナーがあるようで、車やテントが邪魔で進めないということはありませんでした。しばらくテントと車の間をのろのろと進むと、舗装された道路に出てスムーズに進み始めました。

会場内の道路をゲートに向けて進んでいくと、道の両脇のキャンプエリアにはたくさんのテントと車が並んでいて、もうかなりの人数が会場入りしてるなと感じました。
今年から前夜祭が行われたGINKOステージの奥にも広大なキャンプエリアが設けられているので、ソールドアウトした5万枚のチケットを持っている人たちの7、8割くらいの人がすでに入場しているのではと感じました。

会場入りして3日目ですが、昨日の夕方に前夜祭が終わっただけで、今日2024/7/29月曜の20時にオープニングセレモニーがあり、そこから1週間続くOZORA Festival 2024の本祭が始まるのです。
「これだけ人が入っててまだ本祭始まってないんだよな」と、改めてOZORA Festivalのスケールの大きさに驚きました。

車は順調に会場内の道路を進んでいき、一昨日リストバンドを付けてもらったエントランスに差し掛かりましたが、入場のために長い列を作っているわけでもなく、のんびりした感じだったのでゲートのところで車を停めて記念撮影もできました。

記念撮影の後はフェスティバル会場を出て、OZORAのゲートから約10km離れたスーパーマーケットに向かいます。

シモントルニャ観光

OZORA Festivalの「OZORA」というのは村の名前です。このことからも地域に密着したフェスティバルだということが分かります。

OZORA村は田園風景が続く、自分が想像してたヨーロッパの田舎の風景そのものです。風景や空気感は日本で言うと夏の上富良野から美瑛の感じ。
しばらく田園風景の中を走り、少し大きい道路に出てOZORA村の隣のシモントルニャ町の中心地に来ると、お店が散見され、人が歩いていたり、信号で車が並んでいたりして活気がある感じです。

「せっかくなので少し観光しましょう」ということで、まずはシモントルニャ駅へ。無人駅なので改札は無く、駅の中に入れました。広大な空の下に長く伸びる線路と1両編成の電車がヨーロッパの田舎感を醸し出しています。

我々が着いたタイミングではほとんど人がいなかったので、かなりのんびりした空気でした。流れる景色を見ながら電車で来るのも楽しそうです。
駅の外ではフェスティバル会場へ直通の2両編成の長いバスが待機していました。

その後、シモントルニャ駅の近くの小張さんおすすめのレストランでランチとなりました。

レストランでランチ

Tulipán Étteremという名前の平屋建ての大きなレストラン。

中に入ると家族連れなど地元の人がメインで食事を楽しんでいる様子。

どんなものを食べているか各テーブルを見てみると、どれもかなりのボリュームのようです。隣のテーブルの家族連れの4、5歳くらいの子供に運ばれてきた皿に盛られた料理のボリュームに驚愕。
まずはレモネードを頼みました。レモンたっぷりで、冷たくてサッパリしてて最高です。

メニューはハンガリー語で書かれていて全く読めませんが、文明の利器、google翻訳の「googleレンズ」を通すと日本語に翻訳してくれます。

何て便利なのでしょう。便利過ぎて怖い。

この時は小張夫妻と我々MDC3人の合計5人でしたが、料理のボリュームを鑑みてチキンプレート2つとグヤーシュスープ2つをみんなでシェアすることにしました。

チキンプレートのチキンは大量の胸肉をハンガリー定番のパプリカソースで味付けした感じで、白米にも合いそうな味付けです。サラダにはふわふわのサワークリーム?ヨーグルトソース?みたいなさわやかなドレッシングがかかっていました。本当にハンガリー料理はどれも美味しい。

グヤーシュスープには別皿でフライドポテトとパンが付いてきたので、2人前を5人でシェアする形でもお腹一杯になるほどの十分な量でした。さすがに地元の人も食べきれないのか、残りを持ち帰りしている人もいました。

食後にエスプレッソを注文。シュガースティックはデフォで2本付いてきました。

ランチの後は本来の目的の買い出しのためにスーパーマーケットへ。

スーパーマーケットで買い出し

大きさは日本の田舎にあるスーパーと同じくらいの規模感ですが、店内はフェスティバル参加者で結構な込み具合です。

ハンガリーはサラミなどの肉の加工品が特産なので、小さいスーパーでもサラミの充実度が凄い。

パンもいろいろ種類があり、日本では見かけない大きさのものもあります。一番上の棚からはみ出しちゃってる大きさのパンは、どう食べるのか?どんな味がするのか?

私はそれほど買い出しの必要がなかったので、ぐるっと店内を回って飲み物を少しだけ買うことにしてレジに並びます。レジ前にはそんなにたくさん買ってどうするの?ってくらいカート山盛りで皆さん列に並んでいます。飲食出店者さんですか?ってくらいの量。1週間分の食糧なのか?謎です。

小張さんはたくさん買い出しをするみたいなので、我々MDC3人は先にスーパーを出て、スーパーの軒先でシモントルニャの町の空気を楽しみました。スーパーがある通りはとてものどかな空気。空が本当に広くて気持ち良い。

すると地元のおばあちゃんが自転車に乗ってやってきて、「どこから来たの?」と話しかけられました。
日本から来ましたと言って少し話します。「この時期はフェスのお客さんで町がにぎやかだわ」なんてうれしそうに話しているので、地元の人にも理解されている良いフェスなんだろうなと感じました。
しばらく話して「私は買い物するから、じゃあね」っておばあちゃんがスーパーの自動扉から店内に足を一歩踏み入れた瞬間、中の人の多さに驚いて、店には入らず戻ってきました。そして「また後で来るわ」と言って帰って行きました・・・。

しばらくして買い出しが終わった小張さんが戻ってきたので、フェスティバルへ戻ります。前回2022年に来た時は空港からのシャトルバスで往復だったので、今回OZORA Festivalの周辺のローカルな空気をゆっくり味わえたのは貴重でした。

Ozora Festival 2024 レポート - DAY3 Part2 に続く


いいなと思ったら応援しよう!