「賤ヶ岳」(421m) ~天下分け目の合戦跡~ [関西百名山]
滋賀県の関西百名山、賤ヶ岳を訪れました。
賤ヶ岳は、滋賀県長浜市にあり、琵琶湖と余呉湖を分ける位置にあります。
JR余呉駅近くの駐車場に車を止めて、登り始めます。
傾斜はゆるやかで、かつての天下分け目の合戦、賤ヶ岳の戦いの古戦場を、順番に歩んでいきます。
まずは、高山右近が守っていた岩崎山砦のあった岩崎山、そして、佐久間盛政に攻められ討死した中川清秀が守っていた大岩山砦のあった大岩山を進んでいきます。
途中、中川清秀の首を洗ったと言われる、首洗いの池を経て、約1時間で、賤ヶ岳山頂に着きます。
山頂からは、琵琶湖、余呉湖が美しく、賤ヶ岳の合戦の各武将の陣地や動きが、パノラマに拡がります。
この戦いで、柴田勝家を破った羽柴秀吉は、天下取りの第一歩を歩み始めます。なだらかな山ですが、景色の美しい百名山でした。
山頂には、賤ヶ岳の七本槍の旗が立っていました。
七本槍とは、秀吉方で功名をあげた
福島正則(1561年 - 1624年)
加藤清正(1562年 - 1611年)
加藤嘉明(1563年 - 1631年)
脇坂安治(1554年 - 1626年)
平野長泰(1559年 - 1628年)
糟屋武則(1562年 - 1607年)
片桐且元(1556年 - 1615年)
で、後年、豊臣政権において大きな勢力を持つに至りましたが、譜代の有力な家臣をもたなかった秀吉が、自分の子飼いを過大に喧伝した結果ともいえますね。