「三輪山」(467m) 〜大神神社の御神体〜 [関西百名山]
「三輪山(467m)」 〜大神神社の御神体〜
大神神社の御神体である、三輪山を登拝してきました。三輪山は、「関西百名山」の一つです。
◆日本最古の神社:大神神社
三輪山は、日本最古の神社と言われる、大神神社(オオミワジンジャ)の御祭神、大物主大神(オオモノヌシノオオカミ)が鎮まっておられる山です。
そのため、大神神社には本殿はなく、拝殿の奥にある三ツ鳥居を通して、三輪山を拝むようになっています。
◆三輪山登拝
大神神社から、徒歩10分のところに、大神神社の荒魂(あらみたま)を祀る狭井神社があり、三輪山はここから登ることができます。
狭井神社で、受付(登拝料300円)を行い、絵地図と、「三輪山参拝証」をいただきます。その襷を首にかけて、入山前にお祓いをして山に入ります。
山中では、写真撮影や食事は禁止されており、静かにお祈りしながらの登拝となります。
絵地図通り、「三光(さんこう)の滝」「中津磐座(なかついわくら)」「高宮(こうのみや)神社」、「奥津磐座(おきついわくら)」と順に登拝して行きます。
頂上の「奥津磐座」までは、約1時間。途中、かなりの急坂がありますが、素足で登拝されている方も多くおられました。
「奥津磐座」には大物主大神、「中津磐座」には大己貴神(おおなむちのかみ)が鎮まれておられ、お詣りしてきました。
帰路は、同じ道を下り(約30分)、襷をお返しし、神社の御神水をいただきました。
◆大物主大神について
大神神社の御由緒によりますと、大物主大神は、出雲の大国主神
(オオクニヌシノカミ)の前に現れ、国造りを成就させるため、
「吾をば倭の青垣、東の山の上にいつきまつれ」と三輪山に祀まつられることを望んだとあります。
大物主大神は大国主神の「幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)」であるとの言い伝えもあり、大国主神の別の御魂として顕現され、三輪山に鎮しずまられたとも言われています。
また、大物主大神は、蛇に姿を変えるという言い伝えもあり、今も、大神神社では、蛇が好きな卵がお供えされています。